お読み頂きありがとうございます。
私、忘れられない思い出がいくつもあるんですが、
その内の一つに
私が小学生の時、
母が、家を留守にする事が
多く、学校から帰ってきても
鍵を持っていないから家に入れず、
家の前で
ずっと待っていたんですが、
冬寒い。
雨も寒い。
そんな時、向かい側のアパートの
おばさんが
声をかけてくれるんです。
「お母さん、帰ってくるまで
おばさんの家で待たない?」
って。
その時もそう言ってもらって
お邪魔したんです。
部屋は暖かいし、
すごく安心できた事を覚えています。
その日、突然お邪魔したにも関わらず、
おばさんがイチゴののったショートケーキと
原色のオレンジ色のオレンジジュースを
出してくれたんです。
私、子供ながらに
嬉しいやら、突然の事なのに
私のケーキであるはずない、と恐縮するわ、
で、ちょっとパニック。
「食べれない、食べれない」
と心とは真逆な言葉が口から出た。
おばさん、やさしく笑って
「Yちゃん、この間、音楽は好きって
言ってたでしょ?
1曲、歌を歌って」
って。
私、何を歌ったかは覚えてないけど
とにかく一生懸命歌った。
それからケーキな私にとって
幸せな時間の象徴になり、
今は、事ある事に
ケーキを焼くようになりました。
ケーキは人を幸せにする、って思ってます。