今はアルバイトをしている。

 

多くのことで非常識な経営体制が行われている会社で、

いわゆる障害者のA型就労事業所だ。

 

昨年入社し、早速「残業代が未払い」なことに気づき、労基に相談し、

社長に支払うよう要求した。

 

当然なことであるが、とりあえず私だけは支払われるようになった。

ここから帯広という閉鎖的な土地に生まれた人たちの卑屈根性が邪魔が始まった。

 

今問題なのは、交渉した私だけに残業代が支払われていることに嫉妬した、

同僚たちが、自ら会社に「自分にも出せ」と言うのが怖いらしく、

私のタイムカードを勝手に主犯格たちがおすようになった。

 

関東で考えれば異常なことだが、ここは自己保身と蹴落とし根性の蔓延った十勝、帯広市。

人を蹴落とさないと生きていけないくらい貧しい土地なのだ。

 

しかしこの法治国家でそんなことは関係ない。

昨年、社長は私の要求に対して「確かに残業代についてうちは法律に違反している、でも他のどこもやっていることだ!そういうことを言うといずらくするぞ!」と私を脅してきた。

 

しかし私が引かなかったため、背後に労基署があったことから私にだけ払い、私の口を止めることで、周りへは払わずに済ませてきたのだと感じる。

 

森田療法の指導では、「察してもらおうではなく、意思は言葉にして相手に伝えていく」

と言われた。そうしてきた。

 

今回、主犯格たちは理性的な常識的な考えのできない野獣頭たちなので、

ケアマネージャーに相談した。

すると「医者に言う通りにするとやりづらくなる。病気を盾に話をする人なんだなぁ、と思われるよ。自分の意思をいった方はいいけど言われた方は辛いよ。一般就労したときに苦労するよ。」と否定的な言葉を浴びせられた。

 

精神科医には主犯格たちに人のタイムカードを押すなと言うように、と言われた。

これは内科で言えば、この薬を飲むように、と言う指示と一緒だ。治療の一環だから。

ケアマネの言うことは、その薬はどんな副作用があるかわからないから、君は医者の指示に従うと苦労するよ、と言ってるのと同じだ。

 

ただ、森田療法の指導は、自分の欲求を明らかにしていくことと、その場にとらわれないことを目的にしているから、自然と患者は、孤独へ孤独へと孤高の道をあゆんでいくようになるのかもしれない、と20年間の治療中に感じているのも事実だ。

 

自分のタイムカードは自分で押せるのが常識だと私は感じている。

無断で人のタイムカードを押していること、それを放置している会社に対して悔しくて悔しくて仕方がない、と感じている。