目が覚めると、朝食作りの手をとめて
「おはよう!」
と笑顔で言った。
窓から差し込む初夏の陽射しの中で
振り向く君はまばゆい朝露ようであった。
テーブルには、いつものように丸い目玉焼きが
置いてあり、パンと肩を並べていた。
美味しい食べ方をする君が、一つだけ
可笑しくて笑ってしまった目玉焼き。
卵の黄身は丸く残して、先に回りを食べるの!
そして最後に黄身をパクリ。どう?
思いでのように詰め込まれた君との時間で
いつの間にかその食べ方だけが、私の笑える1コマとなった。
日常から静かな落着きを奪い去られたような日々が
乖離を生んで、君を見えなくしているようだ。
あの日の君に会いたくて、ふと手にしたアルバムに
君の笑顔は詰まっていた。
無駄に思える時間を作り、路傍の石を拾おう。
時間を掛けてゆっくり咀嚼してみるのも良いことだと思う。
私は今日も、あの目玉焼きの食べ方をしてしまった。
友人のベランダに咲いたバラ。
いつもご覧頂きありがとうございます。
2階に付けてますが、今までより快適です。
