初めての体外受精(新鮮分割胚)をし、いよいよ判定日となりました。

 

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血液検査を終え、問診室のフロアに行くと、

(当時はまだ改装前だったので座ることのできる席も少なく)

何十人もの人が立って待っていました。

 

判定日なので、気持ちだけは妊婦だったので(前向きな気持ちも込めて)

こんなに長時間妊婦を立たせて待たせるなんて…!!と、

本当はそれどころじゃなくてお守りを握りしめていたけど、

そんな気持ちで緊張を和らげていました。

 

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思えば、間違いなくこの日は人生で1番緊張をした日だと思います。

 

入試より、

入社の面接より、

会社に入ってから何千人の前で司会をやった時より、

とにかく緊張して、吐きそうで上手に息が出来ませんでした。

 

 

でもどうしてこんなに緊張するかって…

不妊治療って、

自分の努力ではどうしようもない

ことだからだと思うんです。

 

試験だって面接だって司会だって、

「努力」の仕様はあって、努力の分だけ自信がついて、緊張も和らぐ。

 

けど…

 

不妊治療ってどのタイミングでも

もう神頼みしかないんですよね・・・😢

 

祈るのみ。

 

自分の努力ではどうしようもないという経験の中で、

 

結局不妊治療中に唯一できる努力は

ステップアップという「行動力」

 

だけだと思います。

 

ステップアップが全てではないけど、

女性には「年齢」という制限もがどうしてもある・・・

ので、その中でたくさん自分と向き合うのはすごく大事なことだと思います。

 

 

ステップアップをする為に調べたりすることや、

その為に仕事を調整すること、

(自己満足や暗示かもしれなけど)

色々なことを自粛して「待つ」身体をつくること

そんな「努力」だって、いつかは自信になると思います。

 

 

 

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そして、ついに、問診室に呼ばれます。

 

気難しそうな先生(多分副院長)がペロンと小さな紙きれを持っていて、

私が座る、いや座ってない、腰が椅子につく前のタイミングで

 

「妊娠してませんね。ピル飲んでもらって、採卵からスタートでいいですかね」

 

 

と。

 

 

えーーと。

えーーーーーーーーーーーーーと。

 

成功報酬制度の周期は1度きりなんですけど・・・

数値とかの説明も何もされてないんですけど…

 

きっと、私。

鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていたと思います。

 

緊張で吐きそうだったのに。

 

初めての体外受精なんですよ・・・

 

お金も結構かかっているんですよ・・・

 

沖縄から来てるんですよ・・・

 

と心の中がぐるぐるとしましたが、

じゃっ!っ的な感じで話も終わりそうだったので、

そうはさせるか!と(笑)

 

いろいろと聞きました。

 

先生からは、

 

HCGは1。これは誤差なので0と一緒。

100%妊娠はありません。

 

ピルを飲んでもらって、生理が来たら3日目に来院してください。

採卵から始めましょうと。

 

てーーみーーじーーかーーーー!!

(手短ーー!)

 

ということで、あっという間に、気が付いた時には、

ポツンと待合で立っていました。

 

結果を聞いたら、妊娠していてもしていなくても、

どちらにしても泣いちゃうかななんて思っていたけど、

そのどちらでもなく「あっけにとられている」うちに終わってしまいました…。

 

 

この前の初診の先生は営業担当か!!!と思いましたが、

まあでも「事実」なので、受け入れるしかないので、

 

私の連絡を今か今かと待っている、夫と母に、

「今回はダメだった」とメールをして、諸々手続きや精算をして帰りました。

 

 

新宿の街も、「行き」と「帰り」は全然違って。

 

妊娠してたらケーキでも買って帰ったのにな・・・

でも満員電車になる前に帰ったかな・・・

 

なんて思いながら、トボトボと帰りました。

 

 

ということで、初めての体外受精は残念な結果に終わってしまいました。

 

でも、まあ、期待しない癖は付いていたけど、

なんとなく、夫の精子は全く問題がなかったので、

やっぱり女性側の問題なのかなとか思ってしまったり、

結局は自分を責めることしかできなくて

本当に、不妊治療って残酷だなあと思う1日でした。

 

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28歳 結婚を機に東京から沖縄へ

30歳 妊活スタート

    初めてのクリニック

    基本検査

    タイミング 4カ月

    人工授精 3ヶ月

    身体中に蕁麻疹

    大きい病院でMRI検査 

    両側に卵巣膿腫が見つかる

31歳 東京の病院で開腹手術

     沖縄に戻り経過観察

     無事生理再開

     排卵を確認

     病院に通わず妊活を再スタート

32歳 約1年排卵日チェッカーでの妊活をするもできず

     体外受精に踏み切る決断をする

     加藤レディースクリニック初診

     新鮮胚での移植が決まる

     自然周期で1つ採卵

     受精確認

     分割新鮮胚移植

     結果は× ←リアルタイムではないですが、今ココ