珈琲豆の蔵 平蔵 | ARISTOの日々徒然

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休日は南の方に出没。

近鉄富田林駅の東側にある東西400メートル・南北350メートルの区域は寺内町と呼ばれています。

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大阪府で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、さらには中心部を南北に縦断する城之門筋が建設省の日本の道100選に選定されている地域です。
ここには、江戸時代から昭和初めの街並みがそのまま残っています。
このタイムスリップしたかのような町家を活用して様々なお店がオープンし始めています。
もともとの発祥は戦国時代に遡り、1560年、興正寺の証秀上人が近村より8人の有力者(八人衆)を集め興正寺別院を建立したことによるといわれています。
その八人衆によって畑・屋敷・町割りを行い富田林と名付け宗教自治区として発展したと言われています。
石山本願寺の合戦時には顕如側につかなかったことによって平穏を保ったらしい。
江戸時代に入ると幕府直轄地となり、酒造業で栄えました。幕末には19名の大組衆(杉山家、仲村家、奥谷家など)によって自治が行われています。

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その仲村家の分家にあたる佐藤家の蔵の中にこのお店がオープンしています。

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煎りたて・挽きたて・淹れたての珈琲を頂けるお店です。

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元々は味醂を造っていた蔵らしく、いまでも地中に埋め込まれた瓶を見ることができます。
お店の中、というよりは地中には一杯埋まっており、取り除かずにそのままにしているそうです。
さて、珈琲は生豆の状態で保存されており、オーダーごとに焙煎してくれます。

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フレッシュな状態で頂けるのは珍しく、珈琲好きにとってはたまらないサービスです。

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2階のカフェスペースで頂きました。

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薫り高い珈琲は美味しいのは当たり前。渋みの中にある甘みとコクを堪能しました。

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珈琲のお供は「フロランタン(300円)」です。カリッとした歯応えとキャラメルの甘さが珈琲に良くあいます。
白壁・板塀・木格子・・・・。江戸時代の街並みを散策しながらカフェめぐり。
春の訪れとともに散歩に如何ですか?



店名:珈琲豆の蔵 平蔵
TEL・予約:090-5461-9150
住所:大阪府富田林市富田林町23-39 紅梅蔵内
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜・水曜
オープン日:2013年1月20日




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