大正8年(1919年)創業のこのお店は、創業当時はビヤホールだったとのこと。故に現在でも地元の人にはそのように呼ばれています。
大正8年にお店が火事で消失した大正8年を契機に割烹料理店を併設、そして戦後には完全に今の形、大衆食堂にと姿を変えたそうです。
ニシン漁や鉱山が最盛期だった頃の賑わいが偲ばれる趣のお店です。
暖簾をくぐってお店に入り、メニューを拝見すると、何と巷で話題の天中華(メニュー表記は天ぷらラーメンです。)が!!。
もともとは蕎麦やうどんがメインだったらしく、ラーメンは10年位前から始められたそうです。
これは頂かなければなりません。
この「天ぷらラーメン(800円)」はTVや雑誌で紹介される程の人気メニューだそうです。
ご登場いただいた「天ぷらラーメン」は、ネーミング通りのビジュアルです。
ラーメンの上に大きな海老の天ぷらが載っています。
透明感の高い綺麗なスープを頂いてビックリ!。優しい味つけなんですが、何とも言えないコクがありスッキリとした後味が絶妙です。
お聞きすると、豚ガラと野菜からとったスープに塩のカエシを使っているだけだそうです。
これは具材との相性を考えた上だそうです。
麺は、西山製麺の中太ちぢれ麺です。スープを適度に持ち上げ、ツルっとした食感が良いですね。
具材は、大きな海老の天ぷら(2尾)・ワカメ・青ネギのみ。
揚げたての熱々の天ぷらはサクサク・ジューシーです。
バランスが良く、とても美味しいラーメンでした。
ついでにとオーダーした「冷しラーメン(800円)」は、ビジュアルは冷やし中華そのもの。
こちらの麺はややウェーブのかかった中太のストレート麺です。
醤油ベースの出汁と絡めて頂きました。具も大量に載っており食べ応え満点です。
ひとつのことを長く続けるのは難しい事ですよね。何代にも渡って引き継がれた営みを感じながら、美味しい料理を頂きました。
店名:堀食堂(ビアホール)
TEL・予約:0135-42-2119
住所:北海道古平郡古平町大字浜町260
営業時間:11:00~21:00
定休日:木曜日
席・設備席数:19席
駐車場:有
オープン日:1919年
堀食堂 (ラーメン / 古平町その他)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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