椎名林檎のライブに行ってきた。
 
ひょっとしてレコ発2018」 2018年5月9日 大宮ソニックシティホール
 
その話をするにあたって触れておきたいのがこの異常事態である。
このブログ、6記事連続小沢健二のライブについて書いている。偏っている。
 
 
正直小沢健二のライブ、めちゃめちゃ感化された。音楽的にも、生き方みたいなものも、刺激されまくった
 
そんな状態で椎名林檎のライブに行ったら、めちゃくちゃ共鳴したよ!という話を書きます。
ライブレポでもなんでもないです。椎名林檎のライブで小沢健二についてはしゃいでる人の記事です。
セットリストとか見たい方はがんばって調べて下さい!笑
 
ネタバレあるのでこれから参加予定の方はご注意。
 
というか小沢健二「春の空気に虹をかけ」椎名林檎「ひょっとしてレコ発」両方参加した方じゃないと意味わからないところがある可能性アリ・・・。
 
ちなみに小沢健二関係なくめちゃくちゃ衝撃的だった事件が↓
 
わたし、そもそもこのツアー、初日の川口公演行ってるんですよ。見るの初めてじゃないんですよ。なのに、という話。
 
まぁそもそも小沢健二さんと椎名林檎さんはお友達なんですよね。(ココ大事)
 
2012年だったかな、オザケンのライブのチケットをいただいてその会場で初めてお会いしてから。作品ができたら交換したり、そこからだいたい教育と文化について語らいますよ。音楽がどう発展してきたか、とか。
 
あと消えちゃったけど、2017年末のMUSIC STATION SUPER LIVE出た際も、小沢健二のHPで「林檎さんと楽屋が隣」「林檎さんとはお友達って言ってるじゃないですか」的な発言もあり。
 
なんてことをぼんやりと考えていたら・・・。
 
⓪開演前からヤバイ。
なんと、当日の開場2時間前にこんな記事が!
 
 
いやいや、ただでさえ頭が小沢健二(と満島ひかり)でいっぱいなのに!それでこれから椎名林檎見るのに!
こんなの読んだら、きっとステージ出てきた椎名さんみて「あ、小沢健二に満島ひかりを熱烈推薦した人だ」って思っちゃうじゃん!邪魔すんなよ!「女性自身」よ!変な雑誌名!(言いがかり)

 

↑ほらもう意識しちゃってる。

 

①開演してからもヤバイ

 

なんと、この公演、開演時刻3分前からカウントダウンが始まるんですよ。

デジタル表示で「3:00:00」から減っていく表示の。すわ、「能動的三分間」か?と思いつつ(違った)、実際はロケット発射のカウントダウンなんです。

 

そうなんです。

 

そう、カウントダウンで始まるのです。

 

しかも10秒前からは、自然とみんなでカウントダウンするんですよ!!!

 

小沢健二と一緒!!!!

 

フジロックのときも、春空虹も、10からカウントダウンしてた!

 

一緒!!!

 

そもそも川口で見てた演出だったはずなんですけど、小沢健二モードの頭がはしゃいじゃってます。

 

***

 

更に、舞台の背後のスクリーンに、白い正方形の枠が出来て、その中に映像が浮かぶ演出なんです。

 

はじめは「人生は思い通り」ではスペースシャトル、「おいしい季節」ではインスタ映えスイーツ、「意識」ではカッコイイ文字などなど。

 

これを見て思うことは一つですよ。

 

「日常の裂け目」じゃん!!!!

 

今回の小沢健二のライブ(グッズ)のコンセプト、日常に現れる裂け目、スリット、切れ目。

その中を通って、非日常のライブ空間や、異世界に繋がる。そんなことばかり考えてる。

 

↑武道館の看板に現れた「日常の裂け目」

 

 

 

②5曲目「JL005便で」がヤバイ

 

正直今回のライブで一番ヤバいのはこの曲です。アルバム「日出処」収録「JL005便で」。

全編英語のカッコイイ歌。

 

がんばって冷静に書きます。

 

●なんでこの曲やるの?

 

そもそも今回のタイトル「ひょっとしてレコ発2018」は椎名林檎がリリースした2作目のセルフカバーアルバム「逆輸入-航空局-」の発売記念ツアーなわけです。

 

(以前行われた1作目セルフカバーアルバム「逆輸入 -港湾局-」のリリースライブ「ちょっとしたレコ発2014」のセルフパロディでもあり)

 

だから、なるほど「航空局」だから、飛行機に関連するこの曲をやるのだな、と思っていたのです、最初は。

 

●裂け目が広がる

 

曲が始まってしばらくすると、画面の中央でせいぜい5メートル四方ぐらいの大きさの正方形だった「画面」=裂け目がこの曲でステージ全体まで広がって、壮大な映像を映します

まさしく、「裂け目」が広がって、目の前に壮大な非日常が広がり、まるで空虹電子回路でいっぱいの会場を見渡すよう。

 

●真のライブタイトルが開かされる

 

画面がいっぱいに広がると同時に、ちょっと前連呼してた「ひょっとしてレコ発2018」は世を忍ぶ仮タイトルであり、

本当のツアータイトルは「椎名林檎と彼奴等の居る 真空地帯 AIR POCKET 2018」であることが明かされます。

 

仮タイトルの時点で「(仮)タイトルの歌詞をプリントした」小沢健二さんの今回のツアーTシャツを思い出すわけですが、

なによりも考えていたのは

 

林檎ちゃん!事前のツアータイトルとかでは、何も本当のこと言ってないじゃない!!!

 

ですね。「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」より抜粋でございます。

 

●「JL005便」とは

 

で、ですよ。そもそも「JL005便」とは何ぞや、という話なんです。

 

これって、飛行機の便名であることは分かりますよね。これ実はWikipediaにも書いてあるんですけど

東京国際空港とジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)を結ぶ就航便なんです。

 

もう小沢健二ファンはわかりますかね。今回の小沢健二ライブ本編ラスト2曲。

ある光」→「流動体について」との関連が。

 

ある光」は、1997年リリースの小沢健二が日本を離れる前に出した決意の歌で、「Let's get on board」(=行こうぜ!的な意味だが、直訳すると飛行機に搭乗しようという意味もある)と言い、日本から「ジョン・F・ケネディ国際空港」へ飛び立つ歌なんです。歌詞にも「あと15分ばかりでJFKを」とあります。

 

そして「流動体について」は2017年に19年ぶりのシングルとしてリリースされた小沢健二が日本に戻ってくることを決意した歌なんです。歌い出しが「羽田沖 街の灯が揺れる」なんです。羽田空港に戻ってくる歌なんです。

 

まぁ、椎名林檎さんはJLでJAL(日本航空)小沢さんはその後タイアップなどもあり、多分ANA(全日空)なんですけど。

それを差し引いても、羽田⇔NY間の飛行機の話なんです、どちらも。

 

その羽田とJFKの間の飛行機の上で、日常の裂け目が広がり本当の言葉が露わになる。

 

これもう小沢健二じゃん。椎名林檎って小沢健二じゃん(暴論)。

 

椎名林檎が「JL005便で」で「What are you afraid of?(何を恐れているの?)」と尋ねれば

小沢健二が「流動体について」で「無限の海は広く深く でもそれほどの怖さはない」と返す。

 

もうこの曲を1曲聞いた時点でこんなことばっか考えてぐったりしてました。

 

繰り返しますけど、川口で1回聴いてるんですけど、小沢健二フィルターが掛かったせいです。バッハの旋律を夜に聴いたせいです、ってたぶんこんな意味だと思う。

 

③14曲目「おとなの掟」がヤバイ

 

ライブ中盤に当然これがあるわけです。そりゃそうです。

 

去年の椎名林檎が書いた曲で1番のヒット曲と言っていい(「目抜き通り」といい勝負)。

さらに今回のレコ発の「レコ」である「逆輸入 -航空局-」にも英語版が収録されてて、そのあと松崎ナオとの日本語のロックバージョン出して、

更には松たか子とのMステ出演があったのですよ。そりゃ歌いますよ。

 

で、ここにきても私の脳裏に居るのは、あの小沢健二の横にいたミューズ。そう、満島ひかり

 

小沢健二が満島ひかりとMステ出てライブしたら、椎名林檎も(Mステに松たか子と出たならなおさら)ライブでは満島ひかりとデュエットすればいいじゃん!

 

なんて考えていましたよ。もはや満島ひかりがライブに出て来ることへのハードルが下がっている。おかしい。というかもう脳内では椎名林檎の横で満島ひかり歌ってた。ヤバイ。

 

④16曲目「静かなる逆襲」がヤバイ

 

この時は曲じゃなくて、演出であることに気づいて、ヤバイと思ってました。

 

これまでもたびたび登場した、電飾看板?電飾文字?ネオンサイン?が登場。

ちょうど「目抜き通り」のジャケットの↓の感じをメインに、いろいろ文字を変えた感じでした。

 

 

これまで何度も登場しているモチーフですし、「あー、またかー」と思いきや気付いてしまったんです。

 

なんでただの文字のイラストではなく、電飾文字を使うのか

 

※今回は映像でしたが、よく電飾文字そのものを造形しておろしてくるパターンもあり。

 ↓は前回のツアーでバンド名「MANGARAMA」の電飾文字が登場。

 

 

小沢健二が今回「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のジャケットデザインについて話すときに言っていた、

 

PhotoshopとかでCDジャケットをデザインしていると、文字を自由に動かすことができるのが気持ち悪い

 

なので、実際にアクリル板を切り抜いて、吊るして、それを写真に撮った

 

↓そのジャケット写真がこちら。この「アルペジオ」とか「オザワケンジ」とかレコード会社のロゴとか品番は、実際にアクリル切り抜いて吊るして写真に撮っています。

 

 

なるほどーーー!この「実物感」だったのかーーー!!

 

小沢健二フィルターを通さないとわからなかったぼくちんばか。

 

良く考えると、これまで椎名林檎(というかパートナーの児玉裕一)はネオンサイン使ってきましたよね。SMAPでも。

この日も2曲目「色恋沙汰」では映像に「LOVE AFFAIR」というネオンサインがずっと表示されていました。

 

※児玉裕一さんは小沢健二武道館公演で目撃情報あり。

 

⑤アンコール2曲目「NIPPON」がヤバイ

 

小沢健二ライブに挑むにあたって、最大(?)の予習ポイント。「流動体について」の曲中に登場するハンドクラップが難しすぎる問題。

この問題に対処するため、自ら勉強用動画を作っていました。

その結果、イントロのパターンがちょっと似てるNIPPON」で大混乱。

 

めっちゃ知ってるはずなのに、ふつうに混乱しましたwwww

 

 

流動体について」を「簡単!家電!トースター!焦げない!」とすると

 

NIPPON」はさながら「簡単!焦げない!トースター!どっち!」というところでしょうか。

 

どこかでご活用ください。

 

⑥最後に

この記事に書いてない部分がいっぱいあります。めっちゃ楽しいライブでした「椎名林檎と奴等の居る真空地帯2018」。

総合してめちゃくちゃいいツアーだと思いますが、小沢健二をフィーチャーしすぎて、それを伝えられず!

 

つまり、小沢健二と椎名林檎のコラボを心待ちにしております