今月いっぱいで業務縮小に伴い○○店、△△店を
閉めます。
それに伴い、2人に事業権の譲渡を他より優先的に
話し合います。
話し合いの内容は
1、事業権を格安で譲る。
常識的にありえない額の金額提示
2、事業権を購入しない場合、
○○店、△△店を他者に売却し引き継ぐので
お客様には何も告げずに辞めて欲しい。
お客様に店舗の閉鎖を伝えた場合、
訴えると言われた。
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上記の話は店舗の休みを含む、末日の5日前、
来月の予約も既に埋まっている状態で行われている。
勿論、
2人の店長以外社内にこの話を知るスタッフはいない。
先日、友人から受けた相談の内容だ。
現在○○店、△△店は閉鎖されており、
そこに勤務していたスタッフは全員解雇されている。
他者が、事業権を購入することはなく
○○店、△△店は空き物件となり、
入居者募集の看板が立てかけられているという。
○○店、△△店の店長は
多くのお客様を思い、努力を重ねていた。
友人として、その姿を知っていた私としては
とても残念に思えた。
そして、
それ以上にお客様への配慮が無い経営者に腹が立った。
しかし、残念ながらこれが美容室の一面である。
私はお客様に
『突然いなくならないでね』
と念を押すように確認されたことがある。
それは一人や二人では無い。
しかし、実際に退社する際、
上記のケースは特殊ではあるが、
オーナーとの関係が良くなければ
お客様に退社の意を伝えることは出来ない。
次の勤務地など伝えることによる
「顧客の引き抜き行為」が
裁判沙汰となるケースも今や少なくない。
私が言いたいのは、
あなたを担当していた美容師さんは、
「決してあなたを裏切ったわけではない」
ということ。
結果として、そうなったとしても、
少なくない美容師さんが、
やむを得ない理由にて、サロンを去り、
その後の人生において
あなたたちを忘れたりせず、
むしろ懺悔の気持ちで生活してることを
知っていただけたらと思い、
この稚拙な文を書くに至りました。
美容室は現在約20万件以上と言われており、
毎日のように新店舗が出来、
その裏で閉鎖されるお店があります。
縁あって出会い、別れる。
その縁を日々、大切に思い毎日を過ごしています。



