赤ちゃんや小さな子どもとの家族旅行では、ホテルの「和室」があるだけで、夜の過ごしやすさが大きく変わることがあります。
ベッドから落ちないか何度も確認したり、土足の床でハイハイさせないよう気を使ったりせず、畳の上で家族みんなが足を伸ばして過ごせるのは、和室ならではの魅力です。
ただし、ホテル予約サイトで「和室あり」と表示されているだけで宿を決めてしまうのはおすすめしません。
同じ「和室」「和洋室」という名前でも、
・畳に布団を敷いて寝る純和室
・ベッド+畳を組み合わせた和洋室
・洋室の一角だけ畳になっている客室
・靴を脱いで過ごせるローベッド客室
など、実際の使い勝手はかなり違います。
さらに子連れ旅行では、畳だけでなく、家族全員が一部屋に泊まれるか、お風呂に洗い場があるか、添い寝条件、食事、観光地からの移動まで確認することが大切です。
このページでは、子連れで和室ホテルを選ぶポイントから、赤ちゃん・家族4~6人・三世代旅行、北海道から九州までの地域別の探し方をまとめました。
先に結論
赤ちゃんや未就学児との旅行なら、和室は有力な選択肢です。
ただし「畳があるか」だけではなく、①純和室か和洋室か、②布団・ベッド、③家族定員、④客室のお風呂、⑤観光地へのアクセス、⑥家族総額まで確認して選びましょう。
子連れに和室ホテルが選ばれやすい5つの理由
1.床に近い布団で寝やすい
小さな子どもとのホテル宿泊で心配になりやすいのが、ベッドからの転落です。
畳に布団を敷く純和室なら、高さのあるベッドに比べて床との段差を小さくできます。
特に普段から自宅で布団を使っている家族には、いつもの睡眠環境に近づけやすいのもメリットです。
ただし、布団だから安全が保証されるわけではありません。家具や段差など客室内の環境も確認してください。
2.ハイハイ・遊びスペースを確保しやすい
ハイハイ期の赤ちゃんや床で遊びたがる幼児の場合、靴を脱いで過ごせる畳は便利です。
ホテルへ到着してからも「床に座らないで」と何度も注意する必要が減り、親も少しゆっくりしやすくなります。
3.家族で布団を並べやすい
大人2人+子ども2人などの家族旅行では、一般的なツインルームだと寝具の配置に困る場合があります。
広めの和室なら、家族で布団を並べて眠れる客室もあります。
ただし、部屋に入れる人数と、実際に用意される布団の数は同じとは限りません。
予約時には、子どもの食事・布団の条件まで確認してください。
4.おむつ替えや荷物整理をしやすい
赤ちゃんとの旅行は、おむつ、着替え、ミルク、離乳食、おもちゃなど荷物が多くなります。
床を広く使える和室なら、おむつ替えや荷物整理のスペースを取りやすくなります。
5.5人家族・三世代旅行にも使いやすい
和室・和洋室には、4~5名だけでなく、6名以上で利用できる広めの客室もあります。
特に祖父母も一緒の三世代旅行なら、祖父母はベッド、親子は畳に布団という使い方ができる和洋室も便利です。
「和室あり」だけで予約すると失敗しやすい5パターン
和室ホテルを探すときに特に気をつけたい失敗をまとめました。
| 失敗例 | 予約前に確認すること |
| 畳が思ったより狭かった | 畳数・客室写真 |
| 畳なのに布団で寝られなかった | 寝具構成 |
| 家族5人で泊まれなかった | 最大定員・添い寝人数 |
| お風呂が使いにくかった | 洗い場・バストイレ |
| 観光地から遠かった | 実際の移動時間 |
「畳スペース=純和室」とは限らない
特に注意したいのが和洋室です。
「和洋室」と書かれていても、ベッドの横に小さな畳スペースがあるタイプから、ベッドルームと10畳以上の和室が分かれた客室までさまざまです。
赤ちゃんを畳に寝かせたい場合は、畳部分の広さと、布団を敷けるのかまで確認しましょう。
純和室・和洋室・畳スペース・ローベッドの違い
| タイプ | 主な寝方 | 向いている家族 |
| 純和室 | 畳+布団 | 赤ちゃん・幼児 |
| 和洋室 | ベッド+布団 | 三世代・兄弟連れ |
| 畳スペース付き | 主にベッド | ハイハイ・くつろぎ重視 |
| ローベッド客室 | 低いベッド | 布団よりベッド派 |
| 二間続き和室 | 複数の布団 | 5~8人・三世代 |
「赤ちゃんがいるから純和室」と決める必要はありません。
祖父母も一緒なら和洋室、ベッドで寝たいけれど子どもを床で遊ばせたいなら畳スペース付き客室など、家族構成に合わせることが大切です。
子どもの年齢から和室を選ぶ
| 子ども | 重視したいポイント |
| 0歳 | 寝具・授乳・おむつ替え・客室風呂 |
| ハイハイ期 | 床・段差・畳の広さ |
| 1~2歳 | 転倒・家具・寝具・浴室 |
| 3~6歳 | 布団・遊ぶ場所・食事 |
| 小学生 | 人数・広さ・観光アクセス |
| 三世代 | ベッド+畳・二間続き |
特に0~2歳では、「和室かどうか」に加えて、ミルク・離乳食・お風呂・昼寝など普段の生活リズムを崩しにくい宿を選ぶと過ごしやすくなります。
子連れ和室ホテルは6項目で比較する
1.畳の広さ
「8畳だから4人」「10畳なら5人」と畳数だけで判断しないようにしましょう。
床の間、テーブル、荷物置き場などによって、実際に使えるスペースは変わります。
2.布団・ベッドの数
最大定員5人でも、ベッド2台+添い寝3人なのか、布団5組を使えるのかでは快適さがまったく違います。
3.客室のお風呂
赤ちゃんや未就学児との旅行では、和室以上にお風呂が重要になることがあります。
確認したいのは、
・洗い場付きのお風呂
・バス・トイレ別
・ユニットバス
・貸切風呂
・大浴場
などです。
4.家族全員が一部屋に泊まれるか
家族5~6人の場合は特に重要です。
ホテル名で検索するだけでなく、実際の宿泊日・子どもの年齢・食事・布団条件を入力して、利用できる客室を確認しましょう。
5.観光地・駅からの移動
理想的な和室があっても、観光地からホテルまで毎日1時間かかるのでは、子連れ旅行の負担が大きくなります。
ベビーカー、子どもの歩く速度、帰りの疲れまで考えて選びましょう。
6.大人1人料金ではなく家族総額
子どもの食事・布団・施設使用料・駐車場・朝食などを加えると、最初に見た大人料金とは総額が大きく変わる場合があります。
実際に泊まる家族全員を入力した最終金額で比較するのがおすすめです。
全国の子連れ和室ホテルを地域から探す
行き先が決まっている方は、地域別の記事から探すのが最短です。
| 地域 | 現在の主なガイド |
| 北海道 | 札幌 |
| 東北 | 仙台 |
| 関東 | 東京・横浜・ディズニー |
| 東海 | 名古屋・浜松 |
| 関西 | 大阪・京都・USJ |
| 中国 | 岡山 |
| 九州 | 福岡・熊本・大分 |
北海道・東北の子連れ和室ホテル
札幌
札幌旅行では、新千歳空港からの移動、札幌駅周辺の観光、冬の雪道などを考えてホテルを選ぶのがポイントです。
純和室だけでなく、大人はベッド、子どもは布団で寝られる和洋室も候補になります。
▶ 札幌の和室ホテルを比較
仙台
仙台駅周辺は洋室中心のホテルも多いため、和室・和洋室を希望する場合は部屋タイプまで指定して探すのがおすすめです。
仙台駅への近さ、アンパンマンミュージアム、秋保温泉など、旅行目的から選びましょう。
▶ 仙台の和室ホテルを比較
関東の子連れ和室ホテル
東京
東京都内では、一般的なシティホテルだけでなく、アパートメントホテル、旅館、和洋室のある高級ホテルなど選択肢があります。
赤ちゃんとの宿泊なら畳と浴室、観光重視なら駅からの近さ、三世代旅行なら広い和洋室というように選ぶと決めやすくなります。
▶ 東京の和室ホテルを比較
横浜
横浜では、みなとみらい・中華街などの観光地との距離だけでなく、電車移動や客室のお風呂まで確認して選びましょう。
▶ 横浜の和室ホテルを比較
東海の子連れ和室ホテル
名古屋
名古屋では、名古屋駅・栄・金山などの都市型ホテルに加え、大人数で泊まりやすい本格和室や和洋室もあります。
レゴランドや名古屋港方面へ行くのか、市内観光をするのかによって便利なエリアも変わります。
▶ 名古屋の和室ホテルを比較
浜松・浜名湖
浜松駅周辺だけでなく、浜名湖・舘山寺温泉まで範囲を広げると、和室・和洋室・温泉宿の選択肢が増えます。
浜名湖パルパルへ行く家族なら、施設への移動とホテルでの過ごしやすさをセットで考えるのがおすすめです。
▶ 浜松・浜名湖の和室ホテルを比較
関西の子連れ和室ホテル
大阪
大阪では、赤ちゃんと長く滞在しやすいミニキッチン付き客室、大人数向け和室、天然温泉を楽しめるホテルなど、旅行スタイルに合わせて選択肢があります。
USJ、大阪城、道頓堀、海遊館など、行きたい場所から逆算してエリアを選びましょう。
▶ 大阪の和室ホテルを比較
京都
京都は観光で歩く時間が長くなりやすいため、ホテルへ戻ったあと靴を脱いで畳で休める客室は便利です。
京都駅周辺、市内中心部、温泉宿など、翌日の観光予定から選びましょう。
▶ 京都の和室ホテルを比較
中国地方の子連れ和室ホテル
岡山
岡山では、岡山市内・倉敷・おもちゃ王国周辺・温泉宿など、旅行目的によって便利なエリアが大きく変わります。
赤ちゃんとの宿泊なら浴室、三世代なら広い和洋室、おもちゃ王国旅行なら施設へのアクセスまで比較しましょう。
▶ 岡山の和室ホテルを比較
九州の子連れ和室ホテル
福岡
福岡では、博多駅周辺の利便性を優先するホテルから、大人数・三世代で利用しやすい広めの和室まで選べます。
飛行機・新幹線を使う場合は、和室だけでなく空港や博多駅への移動も重視しましょう。
▶ 福岡の和室ホテルを比較
熊本
熊本旅行では、市内観光を重視するのか、温泉・家族風呂・食事まで宿で楽しみたいのかによって選び方が変わります。
赤ちゃんなら純和室、祖父母も一緒ならベッドを利用できる和洋室も候補です。
▶ 熊本の和室ホテルを比較
大分・別府
大分・別府では、和室だけでなく温泉、家族風呂、部屋食、キッズスペースまでまとめて選べる宿があります。
赤ちゃんとの温泉旅行なら、お風呂と食事方法まで優先して選ぶと滞在中の負担を減らしやすくなります。
▶ 大分・別府の和室ホテルを比較
行き先が決まったら、家族人数で和室の空室を確認
同じホテルでも、純和室・和洋室・ファミリールームは販売数が限られることがあります。
家族4人・5人・6人以上なら「定員」を先に確認
家族の人数が多くなるほど、「気に入ったホテルがあるのに全員で同じ部屋へ泊まれない」という問題が起こりやすくなります。
| 家族人数 | 探し方の目安 |
| 3人 | 純和室・和洋室とも候補が多い |
| 4人 | 布団4組・ベッド+布団を確認 |
| 5人 | 定員5名以上を指定 |
| 6人以上 | 二間続き・大部屋・大型和洋室 |
| 三世代 | ベッド+布団の和洋室 |
特に5人以上では、検索画面で大人だけを入力して探すのではなく、子どもの人数・年齢・食事・布団条件まで正しく入力してください。
「5名定員」でも、添い寝を含む5名なのか、寝具を5人分用意できるのかで意味が変わります。
赤ちゃん連れなら和室と「お風呂」をセットで見る
和室ホテル探しで見落としやすいのがお風呂です。
畳の客室は理想的だったのに、実際には小さなユニットバスで赤ちゃんを洗うのが大変だった、ということもあります。
小さな子どもとの旅行なら、次の順で確認すると選びやすくなります。
① 洗い場付きの客室風呂
② バス・トイレ別
③ 貸切風呂・家族風呂
④ 大浴場
⑤ ユニットバス
これは優劣の絶対的な順位ではありません。
「自分の子どもをどこで、どうやってお風呂に入れるか」という視点で考えるための目安です。
三世代旅行なら純和室より和洋室が便利なことも
祖父母、親、子どもの三世代旅行では、全員が布団で寝る純和室が必ずしも一番とは限りません。
布団から立ち上がる動作が負担になる家族がいるなら、
祖父母はベッド+親子は畳と布団
という使い方ができる和洋室が便利です。
さらに、
・ベッドルームと和室を分けられる
・子どもが寝たあと大人が過ごしやすい
・二家族でもプライバシーを取りやすい
というメリットもあります。
テーマパーク旅行なら「近さ+和室」で選ぶ
ディズニーやUSJなどへ行く場合は、和室だけではなくテーマパークからの帰りやすさも重要です。
朝は元気でも、一日遊んだあとは子どもが眠くなり、抱っこやベビーカー移動が増えることがあります。
多少条件の良い和室でも、パークから何度も電車を乗り換える必要があるなら、別のホテルのほうが家族に合う場合があります。
ディズニー周辺で和室を探す
USJ周辺で和室・靴を脱げる客室を探す
子連れ和室ホテルを予約する前の10項目
| 確認項目 | チェックする理由 |
| 純和室か | 和洋室・畳スペースとの違いを確認 |
| 畳の広さ | 家族全員で過ごせるか |
| 寝具 | 布団・ベッド・添い寝を確認 |
| 最大定員 | 家族全員が一部屋に泊まれるか |
| 子ども料金 | 食事・布団の条件で変わる |
| 客室風呂 | 洗い場の有無を確認 |
| トイレ | 客室内・共用を確認 |
| 食事 | 部屋食・個室・バイキングなど |
| アクセス | 駅・観光地からの移動負担 |
| キャンセル条件 | 子どもの急な体調変化に備える |
ホテル名ではなく「和室の客室名」で空室を確認
家族全員の人数と子どもの年齢を入力して、実際に予約できる和室・和洋室と合計料金を比較してみてください。
子連れ和室ホテルでよくある質問
Q.和室なら赤ちゃんとの宿泊に向いていますか?
和室は有力な選択肢ですが、「和室だから必ず赤ちゃん向け」とは限りません。
寝具、段差、家具、お風呂、離乳食、館内移動なども合わせて確認してください。
Q.純和室と和洋室はどちらがおすすめ?
床で過ごすことと布団を優先するなら純和室、大人がベッドを使いたい場合や三世代旅行なら和洋室が選びやすくなります。
和洋室の場合は畳スペースに布団を敷けるかまで確認しましょう。
Q.6畳・8畳・10畳なら何人泊まれますか?
畳数だけで宿泊人数を判断することはできません。
同じ10畳でも、宿泊施設によって最大定員や布団数が異なります。
必ず客室ごとの定員を確認してください。
Q.家族5人なら何畳の和室がおすすめ?
こちらも畳数だけでは決められません。
布団を5組敷いたあとに荷物を置けるか、テーブルを移動する必要があるかなど、客室全体の広さも確認しましょう。
Q.赤ちゃんにも布団料金はかかりますか?
宿泊施設やプランによって異なります。
幼児について「食事・布団あり」「食事のみ」「布団のみ」「食事・布団なし」など複数の料金設定が用意されている場合があります。
実際の条件を入力して確認してください。
Q.畳スペースがあれば布団を敷けますか?
必ずしも敷けるとは限りません。
和洋室の畳部分は、座ってくつろぐためだけのスペースになっている場合もあります。
寝具構成と客室説明を確認しましょう。
Q.和室ならお風呂も洗い場付きですか?
いいえ。
純和室でもユニットバスの宿や、客室にお風呂がなく大浴場を利用する宿もあります。
小さな子どもがいる場合は、和室とは別に浴室設備を確認してください。
Q.和室は洋室より料金が高いですか?
宿泊日、人数、ホテル、客室の広さによって変わります。
5人家族の場合は、洋室を2部屋予約するより広い和室1室のほうが使いやすい場合もあります。
一部屋あたりではなく、家族全体の宿泊料金で比較してみてください。
子連れで泊まりやすい和室ホテルまとめ
赤ちゃんや小さな子どもとの旅行では、畳の上で靴を脱いで過ごし、家族で布団を並べられる和室は便利です。
ただし、「和室あり」という表示だけで宿を決めず、
● 純和室・和洋室・畳スペースのどれか
● 布団・ベッドを何人分使えるか
● 家族全員が同室で泊まれるか
● お風呂に洗い場があるか
● 子どもの食事・寝具料金
● 観光地まで移動しやすいか
まで確認しましょう。
赤ちゃんやハイハイ期なら純和室。
祖父母も一緒なら和洋室。
5~6人以上なら二間続きや大人数対応の和室。
テーマパーク旅行なら、和室だけでなくパークからの帰りやすさ。
というように、家族構成と旅行目的によって「一番使いやすい和室」は変わります。
すでに旅行先が決まっている方は、このページで紹介した地域別ガイドからホテルを比較してみてください。
家族に合う和室が見つかったら希望日の空室を確認
和室・和洋室・大人数対応客室は、一般的なツインルームより部屋数が少ない場合があります。家族全員の人数と年齢を入力して、客室・寝具・家族総額を確認してみてください。
※客室タイプ、畳の広さ、最大定員、添い寝条件、子ども料金、食事、浴室設備などは宿泊施設やプランによって異なり、変更される場合があります。予約前に宿泊施設と予約ページの最新情報をご確認ください。
※この記事は2026年9月時点で当ブログに公開している子連れ向け和室ホテル記事を、地域・家族構成・旅行目的から探しやすいよう整理した総合ガイドです。