3/10昼「中村仲蔵」名古屋御園座 | トニセンとミュージカル鑑賞とひとりごと日記

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トニセンが好き。もちろんV6も大好きです。
ミュージカルや舞台を観に行くのも大好き!自分の覚書のような日記のようなブログです。

土曜日は大阪で「テラヤマキャバレー」でしたが、日曜日は名古屋御園座で「中村仲蔵」を観劇です。

 

初!藤原竜也さんでございますっ!!

キャー!楽しみ爆  笑

 

休憩20分って短くない?トイレ間に合うかな?笑

 

 

 

中村仲蔵って人物を知らなかったのでウィキペディアで調べてみたら、このストーリーは落語のおはなしなんですね。

 

【ストーリー】

時は江戸時代中期、舞台は歌舞伎の黄金期を迎えようとする芝居街・日本橋堺町。江戸三座と称される劇場や芝居茶屋がひしめくこの芸能の町に、一人の孤児が運命的に流れ着く。
中村座で唄方をつとめる男と、振り付けを教える女の夫婦に養子に貰われたこの孤児こそ、歌舞伎史上不世出の天才役者と呼ばれるようになる初代中村仲蔵(藤原竜也)である。養母の厳しい稽古で踊りの才能を開花させた仲蔵は、役者として舞台に立つ夢を膨らませるが、血筋がものをいう歌舞伎界の高い壁が立ちはだかる。しかし芝居に取り憑かれた若者は、無謀にも最下層の大部屋役者から成り上がる下剋上の道を選んだ。歌舞伎界の頂点を巡って裏切りや策謀が渦巻く舞台裏の抗争に巻き込まれつつも、ひたすら芸の道を疾走する仲蔵。しかし彼を待っていたのは苛烈な“楽屋なぶり”だった。(以上 公式HPより抜粋)

 

実在の人物のようだけど、それとこれとは別なんかな?

 

パンフレット買わなかったから詳細はわかりません、すみません。

 

 

ホリプロさんの舞台とあって出演者も豪華です。

 

主人公中村仲蔵を藤原竜也さん、4代目市川團十郎を高嶋政宏さん、初代市川八百蔵を市原隼人さん、金井三笑を今井朋彦さん、そしてコン太夫を池田成志さんが演じます。

 

歌舞伎の世界の裏話的な要素が多く興味深いものでした。

 

それについこの間市川團十郎白猿襲名披露公演を観たばかりなので、ちょっと物知り顔で観たりなんかして(笑)

 

 

藤原竜也さん、薄っぺらい体なのにめっちゃいかり肩で背が高い。

 

思ってたより舞台映えがすごい。

 

そしてセリフの迫力がすんごい!

 

カロリー消費、すごそうや(笑)

 

仲蔵にしかみえんくなってしもたし、めっちゃ仲蔵ファンになってしもたよ。

 

それも始まって5分もたたないうちに心つかまれてしまった。

 

これが藤原竜也なんや・・・。

 

 

市原隼人さんはムッキムキの体がすごかった!

 

藤原竜也さんの2倍くらいの厚みがあったよ(笑)

 

声の出し方が独特でよく喉つぶれないなぁなんていらん心配をしてしまいましたあせる

 

藤原さん同様アツい男なんやけどアツさがちょっと違って二人のやり取りもとてもよかったです。

 

っていうか、藤原さんは共演者のポテンシャルも引き出せる俳優さんなんやろうなぁ。

 

 

高嶋政宏さんは團十郎のカリスマ性を醸し出していて登場すると「おぉ!」となる感じでした。

 

テレビでみるより断然カッコよかったなぁ。

 

 

池田成志さんは劇団☆新感線で観た気でいたけど、WOWOWでやってた髑髏城の七人に出演した時のをテレビで見ただけでした。

 

でもよく見る役者さんですよね、演技派の。

 

今回は奈落に住む神様の役だったので團十郎になるようなすごい人にしか見えないっていう設定でした。

 

で、そんな池田さんが見えるのは高島の團十郎と藤原の仲蔵だけ(笑)

 

アドリブかセリフかわからんくらい絶妙なお芝居がクスクスと笑わせてくれたし、忠臣蔵のとあるシーンを演じるところでは忠臣蔵とは・・・みたいな説明までしてくれるストーリーテラーもやってくれてあの膨大な情報量をスラスラ言えちゃうなんて役者さんって本当にすごい!と感動しましたよ~!

 

 

観る前は真面目でシリアスなのかと思ってたけど、笑いあり涙ありのとても楽しい舞台でした。

 

仲蔵が楽屋でいじめられるシーンなんかは生々しくて見てられなかったけど、それに負けず自分の役者魂を貫く仲蔵の強い思いに感動もしたし。

 

どうやって演じようと考えあぐねてそんな時出会った市原隼人さんの流浪人姿にヒントを得るシーンもなかなか面白かったし。

 

見どころ満載であっという間の3時間でした。

 

 

ただ、やはり歌舞伎のシーンはホンモノには遠く及ばず・・・。

 

さすがの藤原竜也の外郎売も新之助君にはかないませんねあせる

 

そう思うと歌舞伎役者のあの重厚感というのは段違いなんだなとさらに尊敬の念を抱いた次第でございます。

 

そして市川團十郎っていう役者は歌舞伎界のトップオブトップ。

 

へぇ!とまさに楽屋裏の役者たちの本音を覗き見した気分になる舞台でした。

 

 

歌舞伎と同じように花道も使っていたけど、花道の使い方は歌舞伎と全然違っていてなんか新鮮でした。

 

初!藤原竜也は藤原竜也さんの演技を存分に堪能できるこの作品でラッキーだったかもひらめき電球

 

喜怒哀楽、全ての藤原竜也さんの演技に触れられたと思います。

 

あ~、楽しかった!

 

 

土曜日の「テラヤマキャバレー」と日曜日の「中村仲蔵」、両方とも”母親”という存在がとても大きく共通してたなと感じました。

 

寺山修司は自分を捨てた母親に愛を求めたし、養子先のおっかさんに苦労をかけたくなくて役者を一度やめる中村仲蔵もまた母親を一番に愛していたのでしょう。

 

母って偉大やね。

 

 

演劇三昧の週末のおかげでリフレッシュできました爆  笑

 

これが私のストレス発散法なんです。

 

現実から逃れて違う世界に連れていってくれる舞台は本当に楽しいですね。

 

でも今月の観劇予定はこれで終わり・・・。

 

来月は4作品あるのでそれまで仕事頑張りまーすニコニコ