購入当初「あれ、もしかして、あんまり変わらない?」
購入1ヶ月後「やっぱり、変わらないかも」
購入半年後「変わらないね」
年初に購入した、フルサイズ/2,200万画素の EOS 5D Mark III と、これまで使ってきた、APS-C/1,500万画素の EOS 50D とを比べた時の感想です。
購入1年後の感想を待つまでもなく、もう結論が出てしまったのですが・・・
僕のいつもの設定であるf8~f11、ISO200で撮影し、普通に現像すると、変わらないんです。
描写も、ノイズも、収差も、ピント精度も、差が見えないんです。
唯一差が見えるのは、「撮って出し」だけです。それも「僅か」です。
しかも、過去に50Dで撮った販売用写真が、カメラを変えた現在でも稼ぎ頭だったりします。
高い買い物だったのに・・・なんだか店員に騙された気分です。(笑)
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とはいえ、実は何となく予想はしていたので、そんなに落胆とかはしていません。
新しいカメラがイケてないというわけでは全然なく・・・
きっちり絞るとか、感度を下げるとか、ストロボを使うとかして、カメラやレンズの「安定した部分」を使って撮影する限り、10年前のカメラでも、APS-Cでも、安っぽいキットレンズでも、素晴らしく良く写る、という、とてもシンプルな話です。
そうなると、僕にとってカメラやレンズはもはや鍋とかフライパンと同じで、ないと困るけど、別にスゴいやつじゃなくてもいいかな、と。
特にプライベートで普通に使うだけなら、「なんでもいい」「どうでもいい」という思いが、ますます強くなります。
#仕事で使っちゃダメかもです。「よく写りますから大丈夫!」と、これみよがしに古いカメラ・安いレンズなんか使った日には、ちょっとカメラを知っているお客さんなら、ムカついて二度と来てくれなくなるだろうし。
「一杯19円」のコーヒー、2017年4月
Canon EOS 5D Mark III 100mm F2.8 Macro