千の会コンサートが終了し、早1か月、素直な思いを綴っていきます。
今回のコンサートは、自分にとって、思い出深いコンサートになりました。それは、
①師匠の村方千之先生が、現役最後のステージだったこと。
これを最後に、舞台からは、引退を表明されました。
最後に選んだ曲は、シューベルトの未完成。
指揮の所作は極めてシンプルで、それでいてオーケストラからは、まさに「音楽」を導きだしていて、素晴らしい演奏でした。
抑揚があり、ダイナミクスの幅が広く、歌に溢れていて、心にじーんとくる音楽。
無駄な所作は一切なく、でも演奏者には、やりたいこと、伝えたいことが明確に伝わり、演奏者が気持ちよく演奏していることが舞台袖から見ていてよーくわかりました。
リヒャルト・シュトラウスが、指揮の極意を聞かれて、「シンプルに」と答えた意味がとてもよくわかりました。
最近で言えば、晩年のロブロ・フォン・マタチッチのように、究極の指揮を見せてもらいました。
最終的に目指すところは、ここだなと言う理想形が見つかりました。
師匠と出会って、22年。
素晴らしい師匠に出会えたこと、感謝です。