会社員だったころは、企画を練り上げ、運営していくときに、社内外の人と組んで仕事をすることが多かったので、非常に大変なこともありました。
でも、その頃の経験というのは、指揮者をやる上でも、非常に役に立っています。
自分が立てた企画ゆえ、自分がリーダーシップをとってものごとを推し進め、それぞれの専門化に的確に動いてもらわなければなりませんでした。
最終的なゴールを、できうる最高のものとするために、能力やら、人柄やら、ときには可能性まで見極めて判断をくだし、指示を送って、皆でひとつの目標に向かってもらいました。
年上の人や、性格に癖のある人、能力的にちょっと心配な人など、いろんな人がいましたが、そういった人たちに、気分よく、あるいは、納得して仕事をしてもらうように、自分なりに、いろいろ考え行動した経験は、指揮者として仕事をするようになった今、本当に役立っています。
オーケストラや吹奏楽の団員は、本当に個性あふれる人たちが多く、一筋縄ではいきませんが、壁にぶち当たった時は、いつも、会社員時代のことを思い出して、乗り切っています。
一つの経験が、違うことに役立つというのは、本当にあることだと思います。
人生にとって、無駄な経験て、少ないんだなぁ、と思います。