12月1日から8日までは臘八大摂心(ろうはつおおせっしん)と
いって、禅宗門の道場では、朝から晩まで、不眠で坐禅をするとい
う修行期間です。お釈迦様がブッダガヤで菩提樹下で7日間坐禅に
いそしみ、八日目にあたる12月8日の明け方に悟りを開かれたと
いう故事によります。
私も昔、この修行を雲水さんと一緒にいたしました。確か、遺書も
かかされました。それ程、危険な修行なのです。
お堂は、座禅中は障子を全部開きます。夜も本堂の縁側の吹きさら
しのところで、1時間坐ります。手足の感覚がなくなります。今で
はいい思い出。