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この祭りは、17世紀初めからおよそ200年にわたって、韓国から日本に文化を伝えた朝鮮通信使行列を再現し、韓日交流の促進につなげようと2002年から行われています。
ことしのフェスティバルのテーマは、韓国と日本が朝鮮通信使の記録物をユネスコ=国連教育科学文化機関の世界記憶遺産に共同で登録したことを記念して、「ともに未来へ」になったということです。
メインイベントとなる朝鮮通信使の行列の再現は、2000人あまりが参加して、5日、竜頭山公園と光復路一帯で行われます。
4日と5日には、両国芸術団による公演「朝鮮通信使の夕べ」が行われます。
また、フェスティバルの期間中は、朝鮮通信使歴史館や釜山博物館、国立海洋博物館で、世界記憶遺産に登録された記録物の展示が行われます。
朝鮮通信使歴史館@釜山
広報
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/09/39snsd/29/b3/j/o1100145214185056072.jpg?caw=800)
こうしたことが行われる一方で、以下も発生しています。
徴用工像設置めぐり混乱 釜山の日本総領事館前
釜山(プサン)の日本総領事館前で5月1日、日本による植民地時代に韓半島から強制徴用された労働者を象徴する像を設置しようとする労働者団体が、警察と衝突し、緊張状態が続いています。
労働者団体は4月30日午後10時半ごろから、フォークリフトを使って像を総領事館前に運び始めましたが、警察に阻止されました。
そして1日午前10時ごろ、労働者団体のメンバーおよそ100人が再び像の設置を強行しようとして、警官隊と激しいもみ合いとなり、警察の機動隊が投入されてメンバーらを強制的に排除しました。
労働者団体は、午後にも総領事館前で6000人規模の集会を開いて像の設置を強行する構えです。
これに対して警察は、在外公館の周囲100メートル以内で集会を開くことは法律違反だとして進路をふさいでおり、さらに大きな混乱が懸念されています。
韓国政府は、総領事館前への像の設置は外交的な摩擦を招く可能性があるとして反対しています。
関係構築がうまく行くと良いですね。