お久しぶりでございます。

今日は書かずにはいられなかったことがあるので、書こうかと思います。


先日「おはよう朝日です」で、正しい日本語を学ぶという場面がありました。

内容的には「文法的に間違えている言葉を見直す」というものでした。

私が強調したいのは、この文法的にの部分です。

誤用例としてあがっていたのは


・形容詞の連用形を連体形と間違えて使っているパターン

・ら抜き言葉

です。

おは朝のHP から拝借すると


×雨がすごい降った
○雨がすごく降った

×食べれない
○食べられない
「る」を取って命令形にならなければ「ら」がいる


ごもっとも。

ただ、くどいようですがこれは文法的な誤りであって

正しくない日本語だと私は言いたくないです。


「すごい」は形容詞「すごい」の終止形もしくは連体形です。

しかし、後ろにきている「降っ」は動詞つまり用言であるため

「すごい」は連用形に活用する必要があります。

そのため、連用形である「すごく」が文法的には正しいです。

また、可能動詞は五段活用動詞から出来るため

「遊べる」は文法的には正しいですが「食べれる」は誤りになるという具合です。


言葉は日々変化するもの。

「新しい」という言葉は、「あらたしい」から化けたもの。

ら抜き言葉は、意味の違いを明確にするために使い分けているとも考えられます。

例えば「たべられる」といった場合

・尊敬の意味でつかわれる=召し上がる

・受け身の意味でつかわれる(チーターに食べられるなど)

・可能の意味で扱われる(賞味期限が切れても食べられるなど)

といった意味の識別をする必要があります。

この識別を簡単にしようと考える人がいても不思議ではないはず。

また前後しますが、「すごい降った」の場合、文法的には間違っていても

ニュアンスを伝えるため(自然と)用いている可能性も考えられます。


とはいっても、公の場でこのような言葉を用いるのは確かに控えたほうがいいです。

ちなみに「おられる」という言葉は、地域や世代によっては誤用と考えられるため

「いらっしゃる」を用いるのが無難です。


ただ、あれだけら抜き言葉だのなんだのかんだの言っておいて

説明で表示された画面が誤表記されているのは遺憾です。

正しい日本語をとやかく言う前に、字幕のミスなどの

単純なミスをなくす努力をするべきです


と、かなりおかためな日記を書きました。