こんばんは!

昨日、「氷川きよし 劇場コンサートツアー2021 in 明治座」初日にいってまいりました。

 

明日は「南風」のニュータイプ(D・E・F)発売日ですね!

今日、1日早く山野楽器さんでいただいてきました~。

明治座さんでもポスター付きで購入することができます。

今、カップリング曲を聴きながら、ブログ更新しています。

 

さて、先にセットリストですが、新歌舞伎座さん、博多座さんの公演での曲目に、明日、発売となる「南風」の新タイプ(D・E・F)のカップリング曲3曲を加えてくださるという豪華版で、歌唱曲は全31曲となっていました。

  

~昨年の座長公演で最後に着た恋之介の衣装で登場し劇場公演のために作ったオリジナル曲を熱唱~

「恋之介旅日記」

「きよしのねずみ小僧」

「きよしの大江戸千両纒」

「きよしの銭形平次」

「きよしの一心太助」

「きよしの森の石松」

 

~紫に花柄の着流し、素足に黒い鼻緒の下駄 紅殻色の番傘をさし、左肩に白い晒をかけて~

「弁天小僧」*

「花笠道中」*

「大利根月夜」*

「五島の船出」

「玄海竜虎伝」

「無法松の一生~度胸千両入り~」*

 

~緑のスパンコールのロングジャケットの三つ揃いで蝶タイと靴はとも布。シャツは黒~

「南風」

<MC>

「長瀞舟下り」

「哀伝橋」

「魚津海岸」

<MC>

「みちのく恋女」

「筑後川」

<MC>

(アコースティックバージョン)

「面影の都」

「みれん心」

「しぐれの港」

「あの娘と野菊と渡し舟」

 

(通常演奏にもどってMC)

「出発」

「母」

 

~辛子色の着物に茶の袴。白い草履で鼻緒も白に白足袋履きで~

「浅草人情」

「箱根八里の半次郎」

「大井追っかけ音次郎」

「白雲の城」

 

~アンコール・オーロラ色に変化する光沢のある白地の衣裳で~

「星空のメモリーズ」

「紫のタンゴ」

「きよしのズンドコ節」

以上、全31曲。 

*はカバー曲です。

 

 

※ポーチをゲット! 

Kiiのロゴが気に入りました。

意外と中味は見えません。

何がはいっているかは次の画像で!

 

客席はほぼ満席でした。

開演前に、ふと昨年の明治座さんでの公演の初日が思い出されましたが、幕が開いた瞬間、感染症対策のため座席数を半分にしておこなった昨年の光景は、わたしのなかで遠い過去のものとなったのです。

 

きよしさんもほんとうに嬉しそうで来場のお礼を3階席から1階席のお客様までくまなくおっしゃると、

「すごい、満席ですね~。たくさん拍手いただいて、(氷川きよしの)スイッチが入ります!」

とご挨拶されていました。

オープニングの劇場公演の主人公をモチーフにしたオリジナル曲のメドレーでは、

「大きなお仕事をいただいて、ありがたかったですが、でもプレッシャーでした。

緊張の度合いがすごいと熱が出るんです。

皆さんは、自分にもできると思いますか?

(しんとした客席に)

そうでしょ。自分もそうです。

自分も皆さんと同じ人間ですよ~。

とにかく必死に一生懸命にやりました」

きよしさんは、だから皆さんも自分と同じくらい必死に何かをがんばったら、同じ生身の人間の自分にも続けてこられたのだから、どんなことでもできるはずという思いを言い添えてくださいました。

 

「南風」を歌い終えてのトークで、

「今日はこれまででいちばんのコンサートになりますねっ!

あげ~!」

身体をツイスト(笑)。

その勢いはとまらなくて、

「イエ、イェイッ!」

「ヘイッ!」

「イェイッ!」

「ハッ!」

と、超ノリノリです(笑)。

もう、きよしさん、誘わないでっ!

わたしたち声だせないんですよ~。

わかってます?

 

と、ここで司会の西寄ひがしさんが、

「週末は感動しました」

と、「音楽の日」でのきよしさんの素晴らしいパフォーマンスを讃えてくださったのですが、当のきよしさんは、

「2日間くらい寝込んでしまいました(汗)。

素晴らしい花火でしたね~。

リハーサルでは(花火は)ちょっと上げただけで。スタッフの方が”本番はもう少し激しいです”って言っていたんですけど。

本番になったら、(激しすぎて)ヒィャアアッ~!!!って、なりました」

大きく全身を震わせてそのときの気持ちを再現してくださいました。

そんななかでのあのパフォーマンス! 

裏話をうかがうと、ますますすごいなあと思います。

あの至近距離であれだけの花火が一気に上がったんですものね。

イヤモニをつけていても、きよしさんには全身に響き渡る花火の爆音が入ってきたそうです。


「花火会社の方が楽屋に来てくださって、尺玉にサイン書きました。

これ、火をつけたら爆発するんですか?ってきいたら、”これはしません”って(笑)。

下津井はいいところでした。

地元の方が応援にきてくださって、拍手をしてくださり、アレして、ソレして、アレして、ソレ(笑)。

地元のご主人が、”きよし!”って声かけえてくださったのがきこえたので、”すいません、きよしじゃないんです、”きーちゃんです”っていっておきましたけどね(笑)。

歌詩のこと、放送が終わったあと、母に、電話したんです。そうしたら、

「”よかよかよか”って。

”あんた完璧主義やけど、よかよか”って」

いってくれました。

”完璧主義者”のきよしさんの思いを受けとめてくださったうえで、さすがはお母様ですね。

 

「それで今度は父に電話したら、父も、”よかよかよかよか”って。

それで(安心して)寝ました。

スタッフの撮ってくれた録画をみて、すごかったなって思いました。

”限界突破して生きていきましょうね!”っていう思いを伝えたかったから。

あとでVTRを自分でみて、いやあ、自分、美しいなあって!」

と、ご自身でも大満足されているきよしさんに、西寄さんが、

「美しすぎて花火がかわいそうになりました!」

と。

ナイス!

ほんとうにそうですよね。

 

ここで明日7月20日発売される「南風」の新タイプ(D・E・Fタイプ))のカップリング曲3曲を歌ってくださったのです。

本邦初披露ということで、「長瀞舟下り」は再トライする展開になりましたが、お見事な歌唱!

そして「哀伝橋」では、下手で歌っておられたと思ったら上手、また下手へと移動され、軽やかな足取りでまたまた上手へ。ドキドキする演出でした~。

「魚津海岸」は歌詩もメロディーもロマンチックで、うっとりしています。

 

ここで西寄さんに、

「お元気ですか?」

と、あらためておたずねに。

西寄さんが、゛はい゛とお答えになると、

「自分にも聞いてください」

と、きよしさんらしいリアクションがとびだしました。

そこで西寄さんが、

「お元気ですか?」

とお聞きになると、

「うん、普通です」

とポーカーフェイス(笑)。

もう、わざわざ聞いたのに塩対応(笑)。

皆の、゛はあ?何で?゛という反応に、

「うそうそ!  元気です」

ですって(笑)。

 

※こんなん、入っておりました~

 

「自分は歌が命なんですよ。

自分は歌で(思いを)伝えることができるから。

だから声が出るってありがたいですね。

今、歌うことがすごく楽しいです。

感謝です」

そうおっしゃると、最新アルバムから「みちのく恋女」と「筑後川」を歌ってくださいました。

 

また、「出発」と「母」を歌う前のトークで、

「これから歌う『出発』は、自分が歌っていて自分自身が励まされる歌です。

歌っているとバーッと子どもたちが集まってきて。

妖精かな?

会えたね~って。

えっ、気持ち悪いですか?

妄想の世界なんで(笑)。

今年、亡くなったココアちゃんも来て。

肉体には寿命があるけど魂はなくならない。

死は悲しむものではなくて次のスタートだって思っています。

希望にあふれた歌です」

そう、おっしゃると、ご両親とのこともお話ししてくださいました。

「皆さんのおかげで両親に親孝行させていただいています。住むところ、食べるもの。物質的なものには皆さんのおかげで恵まれています。でもそれが満たされても、それだけじゃないんですね。

やっぱり心なんですよね。

この間、電話でですけど、初めて母に、゛お母さんとお父さんの子どもで良かった。自分をつくってくれてありがとう。

お父さんとお母さん以外の人の子どもだったらイヤだ゛って伝えました。

そう言っていて泣いてしまったんですけど」

と、きよしさんは話していて、ここでも涙声に。

わきおこった拍手に。

「日本人てそういうこと言うの苦手でしょ。自分もそうだけど。

でも言葉に出して言わないとって思って。

父には(母に言うより)言いにくかったけど、やっぱり電話して。

゛ちょっと言いづらいっちゃろが、お父さんの子どもに生まれて良かった゛って言ったんです。

そうしたら、゛嬉しいよ゛って言ってくれました。

この間、博多座に来てくれたんですけど、ふたりとも年とったなって。

もう、おじいちゃんとおばあちゃんだなって思いました」

しみじみとそうお話しされたのです。

ご両親は、きよしさんの思いをわかっておられるでしょうけれど、それを照れながら言葉に出して伝えてくれたれ優しい気持ちが、何より嬉しかったのではないでしょうか。

 

そして、「大井追っかけ音次郎」を歌い終えたところで、

「子どもの頃は自分が40歳まで生きられるなんて思っていませんでした。

それが今日まで生きてこられて、こうして健康で歌える場所があることがありがたいですね。コンサートをさせていただくようになってからは、絶対に穴をあけられないという気持ちでやってきました。(自分のことを)待っていてくださる方がいるって嬉しいですよね。

ずっとそうやってきたので、コンサートができないと心が揺らぎます。

だからこうしてコンサートができてありがたいです」

と、思いの丈を言葉にされるとご自身で、さらっと、タイトルコール。

「白雲の城」を歌ってくださいました。

 

アンコールの最後の「きよしのズンドコ節」まで、熱唱が続いたのです。

 

以上、駆け足での更新で失礼します。

園芸談義ももりあがりましたが、それは次の記事で書きますね。

明日は昼の部に参加させていただきますが、前後は新宿で仕事があり、明治座さんと往復することになります。

でも、きよしさんのおかげで忙しくも楽しい1日になりそうです(喜)。