中学生の頃フォークがかなりメジャーとなりニューミュージックと呼ばれだした。
それまでのテレビ中心から、ラジオがとても人気で、テレビ中心の歌謡界とテレビに出ずラジオやライブ中心のニューミュージック系とにファンは分立されているような感じだった。
当時の若者の支持は勢いのあるニューミュージック系が集まり、歌謡界は受難の時代だった。
そんな時代にあわせて、男性アイドルがニューミュージック界から登場した。
char,原田慎二、世良公則&ツイストの3人である。
歌も良く、ルックスも良い彼等は、夜ヒット等のテレビにもバンバン出演して、女性にはもちろん男性
にも大人気だった。当時、新々御三家と呼ばれていたと思う。
彼等は音楽性も高く、これから長期間彼等の時代が続くと思われたのだが、意外と短期間だった。
その後おとずれるヤンキーブームにより美男子の規準が変わり長髪アイドルは、受難となったからだと
思うが、時代は繰り返され、今のファッションと70年代のアイドルは近いものがあると思う。
まずはcharギターが上手く、元々アイドルという感じではなかったせいか、一番最初に失速した。
しかし、彼のテクは素晴らしく、すぐにジョニールイス等と組む等、すぐに路線を変更し、今では
ギターリストの神様的な存在となっているのは周知のとこだが、私は彼の歌声にもとても大きな魅力を
感じる。私自身「闘牛士」等のこの時代の曲の方が好きだ。
続いて失速したのは原田慎二、とても可愛く淳子さんと同じ歳の彼は淳子さんとも共演したり(その後
松田聖子さんとも共演したり・・・笑)3人では最もアイドル色が高かッたが、その為ヤンキーブーム
の一番被害者となったように思う。
しかし、フォークとニューミュージッククを混ぜたような彼の音楽は、独特の世界観があり「ティーンズ ブルース」や「シャドウ・ボクサー」等も名曲だ。
最後は一番長期間人気だった、世良さん、「25歳たち」では淳子さんとも共演されたり役者としても
カッコイかッた。
最初ラジオの「コッキーポップ」で「あんたのバラード」が流れ、興味をそそり、いよいよ「夜ヒット」登場!メチャクチャかっこいいやんけ!!
日本のブルース系ロックの第一人者ではないだろうか、ヤンキーブームの時に世良さんが「極妻」のようなリーゼントに変えたら人気はもっと続いたのではないかと思う。
3人とも、今も活躍されておられるが久々にもう1度ジョイントしてもらいたと思う。