昭和のプロレス・ギミックレスラー編 | 「はじめての出来事」

「はじめての出来事」

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子供の頃プロレスを真剣に見ていた。写真は殺人で終身刑を言い渡され、怪力でオリを曲げ脱獄してきたというザ・コンビクトというレスラーである。
来日初戦、コンビクトは高千穂明久(後のグレート・カブキ)を血祭りにあげた。アナウンサーが「コンビクトは脱獄中なのであなたの前に現れるかも・・・」みたいな事をアナウンスした。
その夜恐ろしくてトイレに行けなかった。コンビクトが現れるかもしれないからだ。
次の週、恐る恐るコンビクトの試合を見ると、それほどでもなかった。
週を重ねる事にコンビクトは迫力を失っていったのだ。
2m14cmあったが、レスリングも出来ず、今思うと大きい人を見つけ囚人服を着させてリングに
上げたのではないだろうか。
他にバス数台に人を乗せロープでひっぱる怪力グレート・アントニオ(バスはエンジンがかけてあり先頭のバスに運転手がいたそうだ)
噛みつき攻撃が得意でヤスリでいつも歯を研いでいるブラッシー、どうして歯を研いで大丈夫なのか?
実は義歯だったそうだ(納得)
サーベルを加えて暴れ回るわりに、サーベルで叩くだけで決して突かなかったシン。(突いたら大変だ)
とにかく私は外国人選手は悪い事ばかりすると思いこんでいた。
ある日、私はウルトラマンを見ていると、父がチャンネルをプロレスに変えた。子供だった私は抵抗して思わず「ウルトラマン強いんだぞ~」というと父は「こっちの方もっと強いわい!」と一渇。
ブッチャーの試合を笑いながら見ていたのだ。
私は「父はうまい事いうな~」と感心しつつ、凶器で暴れるブチャーを笑いながら見ている父が不思議
で仕方がなかった。
時は流れて10数年前、久々にプロレス会場に足を運んだ。場外で暴れる悪役レスラーに対して子供達がわざと近寄り、追いかけてくる悪役レスラーをからかうように逃げていた。
時代は変わったんですね。