
旅行にでかけた時、観光名所を見て周るのも楽しい
のですが、とりたてて何もなさそうな場所を歩くの
も好きです。
以前、いつのまにか迷ってしまい、地元の方に道を訊ね
るとこの先には何もないですよ、と言われたのです。
でも、時間に自由がきく旅でしたので、そのまま進んで
みることにしました。
すると、地面を照らすとてもきれいな木漏れ日に出
会ったことがあります。

道を歩いていると、こんなふうに思いがけないサプ
ライズに出会えることがあります。
この先を進めば、これとこれがあってと、きちんと
道案内のある道を進めば難なく目的地に到着するか
もしれません。
でもなんだかこっちの道のほうが惹かれると感じた
ら、その直感を信じて進むべき道を方向修正しても
いいですよね。

これは実際の道を歩く場合でも、また自分の生き方と
いう道を歩く場合も同じ。
先がわからないからといって、人がつけた足跡ばかり
たどっていく歩むのではなく、自分の心に正直に進ん
でいく人は素敵です。
「自分の道」
敷かれたレールの上を歩くのは
らくで 早いかもしれない
けれど
いつか 終わりの時は やってくる
あるいは
つまらなくなるかもしれない
やがて
別な道を 探したくなるだろう
その時は
勇気をもって 新しい道に踏み出そう
たとえ
石ころ道 泥んこ道 急な坂に 出くわしても
夢を抱いて
自分で選んだ“自分の道”だったなら
きっと
歩き続ける喜びと成果を 味わえるだろう
中森じゅあん

あたらしい道を進む時にお薦めなのが「しろいみち」です
しろいみち、かどをまがって、むこうがわへ。
しらないまちも、おそれずすすめー。
道路わきの白線をひとりたどる少女。
子どもの楽しい空想の世界を遊びごころいっぱいに描いた
作品です。