プロが教える、日常にも役立つ言葉遣い。
悪いことをしたとき、
反省をしたとき、
親によく言われたものです。
「ごめんなさい、」と言いなさい。
娘たちにもそう言ってきました。
間違いではないと思います。
ご家庭内、お友達同士であれば、
ごめん。
ごめんな。
ごめんなさい。
すべてお使いいただけますよー。
仲の良い間柄でも、たくさん使うことで
よい人間関係の構築に、役立ちます。
そう言えば，関西地方出身の大学時代の友人が
『ご免してよ』と、言っていたのを思い出しました。
但し、、、そう、但し、なのです。
『ごめんなさい』は、
ビジネスシーンにおいては、
タブーとされている言葉の代表選手（Yeah 、NO1
）
例によって、なぜ使えないのか理由を申し上げます。
漢字で書きますと、『ごめんなさい』、は『御免なさい』と書きます。
免は、この場合、許すという意味です。
許すという意味の免に、尊敬の接頭語ごがついて、御免となり、
するの尊敬語 なさるが、なさい、と命令形になったものです。
わかりやすくいうと、
尊敬の表現をしてはいるのですが、
早い話が、『許せよ』と、命令形でしかも上から目線の表現。
通常ですよ、私たちが謝るときって
『許してよ。許しなよー』
のような気持ではないはずです。
本当に悪いことをしてしまって、申し訳ない！という気持ちが先に立つはずです。
たとえば、納期が少し遅れてしまって詫びなければいけないときに、
『ごめんなさい』、などを使うと
『（納期一日ずれ込みそう）、、、許せよ。』 と、言っているのと一緒です。
大切なお客様にですよ。。。
それはないって話ですよね。。
怖いくらいの勢いじゃありませんか。
だから、誤解のないように、正確にこちらの意向を伝える必要があります。
ごめんなさい ➡ 申し訳ございません。もしくは、失礼いたしました。
と、お使いください。
大変申し訳ございません、ご迷惑をおかけいたします
のような表現が一般的です。
日本にいる頃、私をお客さんとして対応してくださった
メガバンクの若い銀行員の方に
『あら、ごめんなさい。』と言われたとき
。。。。。。
『ふーん。そうなのね、、。』と
いきなり自分が小さくなってしまったように感じました。
そんなつもりではなかった。。
ではビジネスは済まされません。
お客様との出会いは、一期一会。
気を付けましょ
よい一日を。
