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NY発元CAによる愛されレッスン、あなたの魅力をもっと素敵にアップグレード

ニューヨーク在住の元CAが、あなたの魅力をさらにアップ。愛され上手になるちょっとしたコツをお教えします。

プロが教える、日常で役立つ秘書実務知識~言葉遣い~

元CA敬語マナー講師:釘宮史子6

知らないで使っている間違った表現をなくしたい!!

そんな思いでおります。

 

『ご持参ください』

まだまだ、目にしたり耳にしたりします。

 

この言葉遣いで、相手の方に何か持ってきてもらいたかったら

間違っています!!

 

こういわれたら、静かに怒っていいんです。

 

なぜなら。

 

「持参」 という字をよく見てください。

持って、参る と書きますね。

つまり、

参る は 行く、や、来る の謙譲語で、自分が主語の時にしか使えません。

 

 

私が、持って来ました ➡ 私が持って参りました

 

となるわけ、自分の行為を言っています。

 

通常、耳にするのは、どうやら私に対して、

持ってきてね。。。の意味でご持参ください。

というように使われていることが多いように思います。

 

この場合、持参の本来の意味からすると、

 

持って参れ・・・・・ (持ってこんかい、、くらいの勢いです叫び

 

となってしまい、

めっちゃ、上から目線の表現ですし、

そもそも、使い方が間違ってます。

 

参る、という字があるために、

(参る は行く、来るの謙譲語ですから、相手の行為には使えませんね)

自分が何か持ってきた時しか使えない言葉なのです。

 

では、

相手の方に何か持ってきてもらいたいときは、

どのように言えば良いのでしょう。

 

たとえば、次に来るときに、印鑑を持ってきてもらいたかったら、

 

『次にお越しの際に、印鑑をお待ちください。』

もしくは、

『印鑑のご用意をお願いいたします。』

 

などのような表現がよいと思います。

 

 

 

『ご持参ください。』

 

使ったご自分は知らなくても、言われた相手がこのことをご存じだった時

 

静かに怒っていいという理由がお分かりですね。

 

 

しつこいくらいに言いますが、

そんなつもりではなかった。。。は、通用しません。

 

たかが言葉遣い、されど言葉遣いなのです。

 

正しく、美しい日本語、守りたいです音譜

 

 

では今日もよい一日をラブラブ