NY発元CAによる愛されレッスン、あなたの魅力をもっと素敵にアップグレード

NY発元CAによる愛されレッスン、あなたの魅力をもっと素敵にアップグレード

ニューヨーク在住の元CAが、あなたの魅力をさらにアップ。愛され上手になるちょっとしたコツをお教えします。

プロが教える、日常に役立つ秘書実務知識~言葉遣い

 

『お名前を頂いてよろしいですか。』

 

このように言われると、

一瞬何が起こったのかと思ってしまいますね。

びっくりしてしまいます。

 

 

特に、電話対応のカスタマーサービスなどでよく耳にしますね。

もちろん、対面の場合もあります。

 

 

何が問題なのかというと、

 

まず、復習ですが

『頂く』は、『もらう』の謙譲語ですから、もとにもどすと

 

『お名前を頂いてよろしいですか。』

 

は、

 

『(あなたの)お名前をもらっていいですか』

 

という、あり得ない意味になり

間違った使い方になってしまいます。

 

 

おっしゃったご本人も、

相手の名前もらってどうするの。。?って話です。

 

 

本来、『名前を頂く』という使い方は、

歌舞伎役者の芸名(名跡)やお相撲さんの四股名(しこな)を

先代から譲り受けること、襲名する際に使っていました。

 

 

たとえば、現在の市川海老蔵さん。

少し前までは、市川新之助と名乗っていらっしゃいました。

おとう様の、海老蔵という名跡を襲名されたのです。

そして、きっとこの先、もっと経験を積まれて、市川團十郎という名を継がれるのだと思います。

 

 

この際、海老蔵さんは、

先代から、名前を頂いた と、言うのです。

 

 

通常、相手のお名前を聞くのに、

こんなところから言葉を引っ張ってこなくても

 

普通に

 

恐れ入りますが(クッション言葉)、

お名前をお聞きしてもよろしいですか。

 

または、

 

差し支えなければ(クッション言葉)、

お名前をおっしゃていただけますか。

 

などのような表現でよいのではないでしょうか。

 

 

 

『お名前を頂けますか』と言われると

 

。。。。。。

 

あげられるものではないですが。。。

 

でももし、返してくださるときは、

松島菜々子さんがいいかな。。と思ってしまうのですラブラブ

 

 

今日も素敵な一日を合格

 

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