昨晩、米国の株式市場の動きを見ている時に突然、急激な円高がおきたので「何か特別なことがあったな」と1人で思っていたのですが、まさか政府と日銀が再び為替介入を行っていたとは驚きました。興味のある方は以下の日経電子版の記事を読んでみて下さい
タイトルにもあります通り、円安を止めたければ為替介入よりも利上げの方が効果的なのですが、あえてそれをやらないところに日本での利上げ(金融引締め)の難しさが表れているのだろうなと思います
最近は物価上昇率も3%となり、日銀が目標としていた2%を超えていることから利上げに踏み切っても良いタイミングのはずですが、現在の日本の状況を考えるとやはり利上げは相当に難しいのでしょうね。世界で日本だけが金融緩和の状態を継続している一方、他の国々が金融引締めに動いているわけですから、その結果として円安がおきており、その根本原因を解決しようとせずに為替介入を行うのは個人的にはどうなのかなと思ってしまいます
まぁ利上げをしてしまうと、大量の国債を保有している日銀の財務状況が著しく悪化してしまい、多額の債務を抱える政府の国債発行が難しくなることを考えると、利上げという選択肢はなかなかとりたくないのも理解できますが。だからといって、保有する米国国債を売りまくって行われる為替介入がいつまでも続けられるわけではなく、今後の動向は注目されます
過去の歴史を振り返ると為替介入を繰り返して限界に達した時に、その国の通貨は大暴落しますので、タイや韓国のような通貨危機に陥らないことを願っております。経済大国である日本でこれだけドル高の影響を受けているわけですから、途上国はもっと大変なんだろうなと推測しますので、そろそろ途上国において通貨危機が発生してもおかしくないのかもしれませんね
何かの資産価格が大きく変動する時には、その影響は他の資産価格に出てくるものですので、今のように為替変動の大きな時期は注意して経済の動向をみておきましょう
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