デイリー

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190210-00000131-dal-spo

2/10(日) 20:02配信

 

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フリーの演技で全力を尽くし氷上に倒れ込む宇野昌磨(撮影・堀内翔

 

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(9日、アナハイム)

 男子フリーが行われ、SP4位の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=がフリーで世界最高を更新する197・36点、SPとの合計では自己ベストの289・12点という素晴らしい演技を見せ、逆転で大会初優勝を果たした。演技の各要素をひもとくと、4回転ジャンプを3本成功させたことはもちろん、ほぼすべての要素で質の高い出来栄えで加点を得たこと、そして演技構成点(PCS)でも高い評価を受けたことが大きかった。

 

 まず、目立つところでは3本の4回転を決めたことで流れに乗った。4回転フリップで2・67点の出来栄え点、続く4回転トーループで2・58点の出来栄え点が加えられた。中盤に跳んだ4回転トーループ-2回転トーループも2・71点が加点された。

 ただ、宇野の実力が発揮されたのはこうしたジャンプに限らない。ステップシークエンスと3本のスピンは全て最高評価のレベル4を獲得。その上で、スケート技術、つなぎ、身のこなし、構成、曲の解釈の5分野で評価する演技構成点は出場全選手で最高の92・88点をマークした。

 7本あるジャンプのうち、連続ジャンプで1度だけ着氷が乱れたが、逆に言えばこの分の伸びしろさえあると言える。ジャンプ、スピン、ステップ、そして要素だけではない細かな技術・表現力に至るまで持てる力を注ぎ込んだ。宇野はフリーを終えた直後に、支えを失ったようにリンクに崩れ落ちたが、まさに魂を込めた演技だった。