病院のドアを開け受付窓口を
覗くと・・・
見覚えのある懐かしい後姿があった![]()
名前を呼ばれ診察室に入ると
片目だけ光を失った先生が
正面に居た
良かった
歩けてる
車椅子ではなかったんだ
どぉ~した?
痛いの・・・
よくここまで来たなぁ
だって行きたいと思えるトコが
ないんだもん
まあな・・・
結果・・・
両手首、亜脱臼
やっぱりね
左のほうがゆるいから左は
自分で入れる事が出来るんだけど
右は もう自力で入れることが出来ない
そこのベットに座って・・・
言わなくっても解ってるよね
うん、首は前から悪いの解ってる
次のオレの指示解ってるよね
うん・・・
あれから20年
別々の時間を過しお互い
病気持ちの身体になっても
一瞬にしてあの時の時間に戻れる
仕事で当時の患者さんの家に
集金に行くようになって
あの時の鼻たれ悪ガキが
すっごく大きくなって ちょっとばかし
イケ面になった事
たまに病院で一緒になる○○さんが
先生に会いたがってたよ
○○さんって誰だっけ?
ほらぁ~○○のお母さん!
ほら、この人覚えてない?
治療を終えて出てきたおじさんを
指差し○○さんだよ
えぇ~っ・・・
驚いたフリをしてみたが・・・
名前は覚えてるんだけど
顔が・・・
歳には勝てないね(ーー;)
あの頃は毎日が とてつもなく
忙しくって身体のあちこちにアザが
絶えなかったけど
毎日笑ってたな
しばらく通いなね
痛くなったら夜中でも何時でも
診てあげるから・・・
あの当時
自分が患者さんに
お大事に・・・
って言う立場だったのに
たったの20年で自分が言われる
立場になってしまった・・・
それも かつての上司に
ちくしょぉ~
また白衣が着たくなっちゃったじゃんかぁ~