おはようございます、ちょろママです。


2/26(月)、血管造影が終わり、

血液検査の結果が出て、医師から

早ければ28日に退院できるかも?

と言われたと嬉しそうなラインが

届きました。


味のしないパサパサの病院食に

嫌気がさしていた夫は

退院したら豚バラが食べたいとか

味の濃いものが食べたいとか

ほぼ食べ物の話ししてましたw

後からわかったんですが、

てんかん後の脳のダメージで、

夫は一時的に味を感じなかったようです。


脳は不思議。

退院する日には味がすると言っていて、

前日の昼までには無味に感じるんだから。

しかも、塩分や旨味を感じずに

糖分は感じられているようでした。

本当に不思議。

抗がん剤でも結構そういうことはあるから

現象としてはアルアルなんだけど、

実際に目の当たりにすると

不思議だ』と言わずにはいられない。


私にとっては当たり前のことが

わからなくなったり、できなくなる。

それを『ありえない』と否定せず

不思議だなぁ』『それは驚くね

なんて自分なりに受け止めてあげる

土台を今から作っておかなきゃ、

なんて風に思ってます。


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2/27(火)、明日退院ってどうなったの?と

ソワソワしてたら医師から呼ばれました。


うちの病院は看護師が必ず同席するけど

ここはそうじゃないらしくw

2回目のICも先生と3人。

主治医の先生は何でも聞ける感じの

優しい先生で、ゆったり話すし

一緒に笑ったり不思議がったりしてくれて

人間味のある先生です。

夫との相性も悪くなさそうだから

本当に良かった。少なくとも私は

高圧的じゃなく素直に話してくれる

先生に安心してる。それだけで充分。


ご提案ですが…』と始まったICは

いきなり衝撃の内容だった。


前回まで通院で様子見て…的な話を

してた中で、言われた内容は

3/13、手術の枠を押さえました。

おっと、話が違うぞwwww


まず退院の話じゃないんかーい!と

内心思いつつ、話が進みます。



いくつかやった画像検査の結果、
    脳の中心にあるとても大事な静脈に
    腫瘍が接していることがわかりました
この数日で目に見えるサイズ変化は
    ありませんが、大きくなったときに
    手遅れになることが予想されるので、
    我々が全力でオペできる最短が3/13、
    ここを逃すと4月の後半まで日程が
    組めなくなってしまいます。


素人にもわかりやすく腫瘍と血管の
関係が見えるから画像ってすげーなと
私はちょっとだけ現実逃避してました。

夫は『手術???』となっていました。

それは、提示してもらった最短日程で
    手術をする以外の選択肢がない、
    という事ですよね?』と聞いたら
はい、そうです。脳外のスタッフ皆で
    出した結論です。』と返答があった。

私でもこれはヤバイ、と思う画像だった。
事前に聞いておきたいことをまとめて
渡しておいたら、それになぞって
一つずつ回答をくれた。

退院後の生活のこと。
(風呂、食べ物、嗜好品など)
てんかん発作の対応や緊急搬送の目安。
旅行の計画は実行して構わないこと。

丁寧に、答えられる範囲で、
書いていた質問は全部答えてくれた。
何を聞いて言いかわからずに書いたから
変なことばっかり聞くなと思われたかも
しれないけど、それでも真摯に、
一つ一つ答えてくれた。

手術までの二週間、自宅でゆっくりと
    お過ごしになって、旅行でたくさん
    思い出作ってきてくださいね。

そういって、翌日の退院が言い渡された。
夫はフリーズしたままだった。

また、3/12に書面で改めて説明しますが
    手術の内容としては…

アプローチ方法や起こりうる症状、
7時間程度を予想した大がかりなオペで
あることなど、いろんな情報が出てきた。

キャパオーバーだなと思った。

でも、夫も私も話を聞いて、
必要性を理解し、同意した。

病室に戻ると夫は泣いた。
面会が終わる時間だった。

ナースステーションに行き、
医師から先程ICがあって、患者本人が
    少しショックを受けている。
    面会時間延長の許可もらっていないが
    もう少しついていて構わないか?
そう確認すると、
もちろん、構いませんよ。
そう言ってもらえた。 

夫が落ち着くまで、質問に答え続けた。
手術って言ってたよね?
やらないと、ダメなんだよね?
退院は、できるんだっけ??
夫は、記憶に症状が出ている。
直近で話されたことを、
あまり覚えていない。
自分のメモを見ながら、混乱した頭を
なんとか冷静にしようと努力しているのが
いじらしく、切なかった。

前を向かなきゃ。
やることは決まった。

明日、家に帰る。
入院中は子供に会わせられないから、
パパと子供が過ごす時間を大切にする。

会いたい人に術前に会わせる。

連絡は私がとろう。負担をかけないように。

横紋筋融解症の影響で体が思うように
動いていないから、徐々に動けるように
サポートをして、旅行に向けて頑張る。

食べたいものを食べさせる。

たくさん写真を撮ろう。
ビデオを回してもいいかもしれない。

決まればやることをやるだけ。
そう、限られた時間を大切にするだけ。

私が下を向いてはいけない。
立ち止まるな。

そう言い聞かせながら、
一時間ほど遅くに病院を出た。

タクシーの運転手さんの
お客さん事情を聞きながら、
軽快などうでもいいトークが
私の心を軽くしてくれた気がする。


次回予告、一時退院。(不定期更新)

今日もいい1日になりますように照れ