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さんきゅ〜書房のブログ

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松原泰道の禅語 人生をささえる言葉【松原泰道】

本の紹介:
もしも読者が禅語を読んで問題の解答を得ようとするならピント外れです。なぜなら、禅語は課題ではなく解答だからです。宇宙に関する解答は釈尊の大悟によりすでに与えられているのです。たとえば「諸法実相(森羅万象は真理の表相である)・悉有仏性(存在するものはみな仏性を具えている)」というふうに解決ずみなのです。明らかにされたこれらの解答を、概念や観念ではなく、体験して自分の身体に証(あか)すのが禅の修行です。そして、言句で表現できない釈尊のさとりの内容を象徴的に表現されたのが禅語ですから、禅語の性格は解答です。

目次:
かけがえのない「今」と「ここ」を生きる
……
とらわれない心にはすべてがありのまま

感想:
禅では、原因と結果は別ではなく、一つとして見ます。原因イコール結果です。これを因果一如といいます。原因と結果とは一如、手のひらの表と裏の関係です。因と果は違いますが、違っていながら一つなのです。
白隠禅師は『坐禅和讃』で、「水の中にいて渴を叫ぶが如くなり」と例えます。水中にありながら、喉が乾いた、水をくれという愚かさ。ただ飲めばいいのですが、それを「外に求むる愚かさ」です。

塵やごみのなくなるときが永久に来ないなら、いつもきれいにしておくには絶えず掃除を続けることが唯一の方法です。
きれいにすることを目的とするというよりも、常に掃除する行為そのものに価値があるのです。
「何かのために」という、目的を果たす手段ではなく、手段そのものを目的とするのです。手段の中に目的を包み込んでしまえば、手段がそのまま目的となります。すると、たとえ目的がかなえられなくても、失望や挫折感を感じなくてすみます。

禅の世界では、どのように現実を見るのかが大切です。様々な本を通していろいろな事例を知ることで、少しずつ理解できているように感じます。