実家の八重咲きムクゲ


茶を嗜むので、冬の「侘助」と夏の「宗旦木槿」等とともに育てていましたが、実家を出て23年ほど、この八重咲きムクゲだけが今でもスクスク育ち、夏にはたくさんの花が咲いています


ムクゲは明け方に咲き、夕方には萎んでしまうことから、「槿花一朝(きんかいっちょう)」と儚さを表す四字熟語もあるほど、その様が侘びを求める茶の世界観に合っているそう


まだ小さい子供を伴って実家に帰る時には、家に到着するくらいの時間に、道路側に落ちたムクゲを拾いながら家の外で待っていてくれた亡き母の姿が今でも蘇ります