やっと探しました。私はこの忘れまじ!という文章を読む度に池田先生大変だったんだなと同時に当時のことをもっと知りたいと思いました。なのに詳しい資料がない。池田先生はめちゃくちゃ怒ってる。ところが、資料がないんです。本当のところ何があったのか良く分からないのです。いつかハッキリさせたいと思っていました。
それは、突然やって来ました。私自身が国家資格を取るために憲法の勉強をしていました。
そこで、『月刊ペン事件』を勉強したのです。
創価学会側の主張は、
『池田大作は、複数の女性と淫らな関係がありました。だけど、それ、プライベートな問題だから週刊紙の報道は、名誉毀損にあたる。』
ここで、大事なワード出て来ました。
名誉毀損です。この意味が良く分からないから裁判の全体も見えにくくなってしまっています。
名誉毀損は、個人のみに適用されるんです。
個人的な営みをわざわざ週刊紙に書かれてはたまったものではないからです。
しかし、この名誉毀損が当てはまらない人がいるんです。公人です。
公人すなわち政治家は、赤坂の料亭で密談したことをスッパ抜かれても名誉毀損が成立しないことがあるんです。
例えば、国民の利益に関わるような事例を勝手に赤坂で内密に打ち合わせしたら、暴露は国民にとって、有益ですよね。むしろそういう暴露は、言論の自由で保障されているのです。
池田大作の女性スキャンダルは、ある。
あるには、あるけど、一体全体池田大作は公人なのか一個人なのか?
ここが争点になっていったのです。
裁判は、高等裁判所まで進みます。
一方、スキャンダルのせいで会員数の減少を恐れた学会側は、日本船舶振興会笹川良一の三男に助けを求めます。ヤクザです。
影で学会は、出版社に5000万支払ったと言われています。
記事を書いた大隈氏は、学会からと自分の会社からも裏切られ病気で亡くなります。
裁判は、最初は学会に有利に動きましたが、
最高裁が
『池田大作は何百万人と会員を抱える巨大組織の指導者なんだから一個人な訳あるか~い!』といって
高等裁判所に、『差し戻し』をしました。
もう1回審議し直せ!という意味です。
そして、創価学会側の負けが確定。
池田大作は、責任をとって、会長の座を退きました。大分では大量の会員が脱会しお寺につきました。
当時、テレビでもニュースで報道がありました。女性が「そんなんだったら学会止めやます。」と言っていました。
私は子どもだったので、母親に聞いた記憶があります。母親は気にするな!と言いました。
それから学会、いや池田大作は、私たち創価学会員を使って『池田大作は、女性スキャンダルを起こしていません』というデマキャンペーンを行うのです。アツかましくもそのデマキャンペーンは今も続いています。
私たちはまだ、14歳の時から、週刊紙に書かれていることは、ウソだと繰り返し繰り返し教え込まれました。刷り込みです。
職場や学校でからかわれたり、バカにされたり散々辛い思いをしてきました。
『違うんです。本当のことは聖教新聞に書いてあります。』と言ってきました。
池田大作のスピーチには、
創価学会と池田先生の正義を証明するんだ!
それが弟子の戦いだ!
繰り返し繰り返しそんなことばかり言われました。
私たちは、ウソも100回言えば真実になる。というヒトラーがやっていた方式でデマキャンペーンに駆り出されていただけなんです。
私たちが正義だと信じ込まされていた話はすべてウソだったんです。
池田大作の下半身事情をどうして私たちが払拭しなければいけなかったのでしょう。
私は創価大学出身なので、何度も
『頼むよ!』と言われました。『頼むよ!』って、そんな意味だったの?
学会の正義を守るためと信じやっていた行為は、池田大作の下半身事情をごまかす運動だったんです。
【月刊ペン事件】の中身を知ってから、それまで断片的だった記憶がカチッと1本の線で繋がりました。
冒頭の忘れまじ!もキッチリ『月刊ペン事件』とはどこにも書かれてはいません。当然です。公然と終わった裁判を非難すれば法的に責任を取るはめになるからです。どっかからか突っ込まれたりしないようにそこは細心の注意を払っているんです。
そして、私自身の社会的評価は間違いなく
『あの人、頭おかしいから適当にいなしましょう』
だったんだろうな!かわいそう私。