受験真っ只中のある夜。
息子が寝てからの話。
パパから「どうしてB校ではなく、A校が志望順が上なの?」と疑問を投げかけられました。
何度となく話しあった志望順位なのに、今ごろまだ言う?とちょっとイライラしたけれど、パパの気持ちも分からないでもありませんでした。
B校は有り難いことに特待合格を頂いていたので、経済的にもかなり助かるし、B校の校風もとても良かったし。
でも私にはA校の方がB校より志望順位が断然上の理由がありました。
偏差値は一見大差がないように見えるけれど、入学者の学力の層が違うのです。
B校は合格者の○%しか入学しませんから上位層の大半がいなくなります。複数回の入試のトータルで考えると、入学者の偏差値の幅はかなりあるようにも推測されました。
一方A校は、合格者の入学率は比較的高く、複数回ある入試の偏差値差も少なく、同じような学力の層が入学しているのは明らかでした。
そして、その結果は進学実績に。
東大合格者数が数名差だとしても、実際問題はボリュームゾーンがどこにあるか。B校に比べてA校の方が進学先が断然良く、落ちこぼれを作らないというA校の学校方針が結果に出ていました。
息子もA校が気に入っているし、同級生の学力差が少ない方が授業の難易度がブレなくて良いのでは?と。
そんな訳で、パパは簡単に説き伏せた訳ですが、3年前の私だったら、特待生に飛びついていたと思います。
3年間いろいろ学校を見学、分析をして、たどり着いた結論ですが、偏差値だけでは学校の真価はわからないし、そもそも合格しなければなりませんし、本当に志望校選びは難しいです。
なんで今頃、そんなことを思い出したかと言うと、偏差値表を見ていて、これって合格者の模試の結果を分析した偏差値表だけど、入学した一校のみで、受験回別ではなく、学校単位で偏差値表を作ったらどうなるのかな?と疑問に思ったからです。
結果は変わらないって言うなら良いのですが、なんかバブル偏差値を作るために、複数回受験、午後受験、単科受験とか学校が工夫してるって話も聞くので、実際どうなんでしょうね。
急に暑くなり、お弁当が腐らないか心配になってきました。
とりあえず、暑い日は保冷剤、増々で対応していますが、更に強力なのを買い足さなくては。