ダウンロードはお早めに。蓮舫体制の「製造責任者」リスト
新田哲史
2016年09月18日 07:00

どうも新田です。蓮根のはさみ焼きは好物です。ところで、野田さんといえば総理時代の末期に解散ボタンを「押すなよ、押すなよ」と周りに思われていたにも関わらず、「税と社会保障の一体改革が大事だ」と男気を見せてポチってしまい、200人余りいた仲間を逆風選挙という名の熱湯風呂に突き落とし、その7割余りを茹でガエルにし、自民党に大政奉還した時の大将として知られます。

どじょうの再生は、あの人物への防波堤⁈

まあ、常識的にいえば政権転落させてしまった「A級戦犯」なわけですから、野田さんが主要な役職で表舞台に立つというのは、波紋を呼ぶところ。

これが企業社会なら、「会社更生法適用申請」時の社長だった方は、お引き取りいただくのが通例ですが、いやはや、民主から民進に「社名」が変わって維新分裂組との「M&A」もしたので、別会社の位置付けとでも言うのでしょうか。

どじょうが生命力たくましく、しかも幹事長という専務ポジションに舞い戻ってまいりました。

ただ、この人事劇は、社名が民主だった時代に
「国民の生活が第一」
とか叫んでゴソッと社員を引き連れた出て行ったアノ「元社長」の影がちらついていると考えると、ある意味、わかりやすいのでしょう。

この前のブログで追記しましたが、日刊ゲンダイでも指摘されるように、前原陣営の向こうに小沢さんの背後霊が見え隠れし、さらには、

玉木さん擁立の推薦人集めの過程にも影響したとか、しなかったとか、みたいな噂まで耳に致します。

それらの情報が正しいとすると、元社長としては、

「決選投票に持ち込んで2位・3位連合での前原逆転勝利」という復権シナリオを描いていたはず。
結局、もろくも崩れ去りましたがね。

当然、蓮舫さんサイドとしては背後霊の影を敏感に嗅ぎ取ってるでしょうし、財政再建重視派としては増税反対で出て行った小沢勢力の復権はなんとしても排除したいでしょう。

A級戦犯といえど、どじょう元総理の存在感と安定感は対自民だけでなく、党内を固める意味で元社長に対するバリアって感じでしょうか。

あ、党の外で、山本太郎とじゃれ合っている元社長にステルス院政されたら、それはそれでガバナンス上、不健全なわけですが、どちらにせよ、

二重国籍という爆弾を抱えた状態でありながら、強行突破してしまった蓮舫陣営の方々、

とりわけ推薦人に名を連ねたセンセイ方に置かれましては「製造責任(PL)」が発生しているのは間違いありません。

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自民党総裁選なら、派閥で擁立しているので誰が各候補者のPL持っているのか、一目瞭然ですが、

民進党の場合、派閥の線引きが自民より緩めで、代表選直前にも寝返りした輩もいて、あとあとトレースするのが面倒なところ、

ありがたいことに党公式サイトの代表選特設ページでは、蓮舫さんの推薦人一覧のPDFがダウンロードできます。

有権者の皆様におかれましては、特設サイトがなくならないうちに、お早めにお手元に抑えていただくことで、先々の変事があった場合の製造責任を問うてみるのもネット時代らしい政治ヲチの醍醐味ではないでしょうか。あ、アゴラで見覚えのある方が約1名。。。(汗)

ちなみに今回の関連記事では、このあたりを書いておりますが。

“二重国籍解散”なら安倍政権には一石三鳥のタナボタ

都知事選、小池百合子の奇襲炸裂

都知事選、蓮舫不出馬で民進党が失う一大好機
自民党のメディア戦略って「最強」なのか?
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それにしても、自民党は、二階さんがどんな手を使ってくるか。

日経が「1月解散説」の観測記事を書いておりましたが、

僕らのようなアウトサイダーが想像する紀州...じゃなかった奇襲解散なんかよりも、

もっとエゲツないこと考えてるかもしれません。こわっ。ではでは。

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