民進党代表選挙に臨む決意
前原誠司
2016年08月29日 00:00



日頃より格別のご厚情を賜り、心より御礼を申し上げます。

さて、私はこのたびの民進党代表選挙に立候補させて頂くことを決意いたしました。

旧民主党政権時代、国民の皆様にあれだけ多くのご期待を賜りながら、結果的として大きな落胆と失望を与え、本年三月に新たに民進党が結党されてからも、その不信感が払拭されていないことについては、私も、その責任の一端を担う者として、忸怩たる思いを持っております。
今回、民進党として初めての代表選に臨むにあたり、民主党政権時代の深い反省と後悔に立って、だからこそ、それらを身に染みて痛感している者がもう一度中心となり、過去の失敗を乗り越え、仲間と結束して政権奪取を目指すべきではないか、そのような思いで出馬の決意をいたしました。

また、次の衆議院総選挙は、政権選択を目指す戦いであります。私は、この代表選を通じて、現在の自公政権とは違う新たな国家・社会像、政策を訴えることで、国民に選択肢をお示しし、もう一度緊張感のある二大政党制を目指したいと考えております。
具体的には、身を切る改革・行政改革を前提としたうえで、「All for All」(みんながみんなのために)の観点から、全ての人が負担し、同時に受益者になることで、社会の分断をなくして国民に希望と安心を与え、現下の閉塞状況と社会不安を打破する政策を、代表選の論戦を通じて固めて参ります。

私は、失敗も含め、国会議員として様々な経験をさせて頂いた二十三年間の全てを懸けて、この民進党代表選挙に臨む所存です。
皆様方におかれましては、私、前原誠司に対しまして、力強いご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げまして、決意のご挨拶とさせて頂きます。