都知事選】鳥越氏敗北後、民進都連・松原会長「古賀氏なら…」
スポーツ報知 7月31日 23時47分配信

【都知事選】鳥越氏敗北後、民進都連・松原会長「古賀氏なら…」

鳥越氏の敗北を受け、党執行部を批判した民進党都連会長の松原仁氏。

鳥越氏の選挙態勢にも不満を述べた

 東京都知事選で野党統一候補として立候補しながら落選したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)の敗北を受け、民進党都連会長の松原仁衆院議員(60)は31日夜、

鳥越氏の選対事務所内で報道陣の取材に応じ、党本部への不満をぶちまけた。



 告示(7月14日)直前の11日、都連は元経産省官僚の古賀茂明氏(60)を擁立する方針を固めながら、

同日夜に鳥越氏が突然の出馬の意向を示したことを受け、

翌12日に党本部の主導で古賀氏ではなく鳥越氏を候補者として担がざるを得なくなった経緯がある。


 あらためて、当時の状況を「(候補者選定を一任されていたはずの)都連の流れとは違う流れで決まった。内定していた候補者を覆した」と振り返ると

「古賀さんなら結果は変わっていた可能性もあると思っている。行革のプロで体力もある。知名度は十分ではなかったかもしれないが、17日間あればブレイクしていた。鋭い政策を打ち出し、都民が『ホ~』と思う状況もあり得た」と述べた。


 さらに、投開票日前日の30日夜になって岡田克也代表が辞任について言及したことに対し「理解に苦しむ。責任を全うしたとは言えない。どうして(あのタイミングで)あのようなことを言ったのか疑問というのが我々(党議員)の意見です」と不満を口にした。


 さらに、鳥越氏の選挙戦について、街頭演説の回数が小池氏の137回
の3分の1にも及ばない

38回にとどまったことなどについて触れ「
最終日の5回、6回というペースが初期からあれば全然違っていた。

準備不足も大きな原因になったと思う」とし、都民に支持を訴える機会が足りなかったことを指摘した。

 当初、立候補を表明しながら、野党統一の枠組みを守るために出馬を断念した宇都宮健児氏に対して

「勇気を持って断念したのに生かし切れず、申し訳なかった」と謝罪。

宇都宮氏の応援演説は実現しなかったことについても「一緒に立ちたかった。


口説きたかった」と述べた。