2004年7月30日、2008年北京オリンピックからちょうど4年前、北京オリンピックメインスタジアム「国家体育場(鳥の巣)」は基礎工事している最中、建設が停止された。
10万人の収容数、開閉式屋根を持つ国家体育場は、開閉式屋根と大きすぎることによる施工予算が超過することに、政府が待ったをかけたのである。
7月の停止から6ヶ月して、10万人から8万人に規模縮小、開閉式屋根を廃止した修正設計が発表され、2004年年末から建築を再開、急ピッチで進められ、2008年3月に無事完成した。
屋根の荷重の問題は相変わらずで、開閉会式の時スピーカーのアンプは屋根の外奥の梁の上に置かざるを得ず、特注のスピーカーケーブルを作らざるを得なかった。

困難に立ち向かい、4.2万トンという莫大な鋼材の国家体育場を500億円で建設した中国。
2万トンの鋼材の新国立競技場を2500億円かかるといってデザインを白紙撤回した日本。
それぞれ大切な時期に建設を停止するという判断をした。
2020年の大会まで後の5年、これからの日本がアジアで、世界でどのような立場なのかが決まるプロジェクトだと言える。