ギターストラップを作るきっかけ



こんにちは、いとうさくらです!

ギター・ベースストラップを制作しています!




ここ最近、徐々にですが

お客様に商品を手に取ってもらえる機会が増えました!



ピアノ弾き語り

ピアノサポーター

楽器屋副店長(現在は退職)

イベンター

デザイナー

刺繍作家

アングラー

あちらこちら、たくさんの方面で活動している中

突然始めたギターストラップ屋さん






「なんでギターストラップ作り始めたの?」


と、周りの人にめちゃくちゃよく聞かれました!

いや、今もよく聞かれます!


私も、何でだっけな?と考えました。

気づけば作っていたような?



でもちゃーんと思い返せば

きっかけはちゃんとありました!





きっかけとなったキーパーソンの人物は

Arisa!


まあまあ長い仲の大事な友人です。


Arisaは私のいろんなことを知ってくれていて、

とくに能力値に対しての信頼を大きく持ってくれていました。



ある日、

私が刺繍や絵画を展示して販売しているときに

Arisaが話しかけてきて、

「おさく、私にギターストラップ作って!」

と言ってきました

きっと私なら作れると思ってくれたんでしょう!


私も二つ返事で

「任せろ!」と言いました。



今思えば

ギターストラップ制作という未知な話を

なんで二つ返事でOKしたんだろう笑

と思います!



当時楽器屋で副店長をしていた私は

その言葉をきっかけに

ギターストラップを眺める毎日になりました。




そのときは特別なアイディアが出た訳でなく、

ただ自分の縫製技術で思いのままに作りました。

だからArisaに作ったストラップは

刺繍に時間をかけたシンプルな作品で

今の形とは全然違う物でした。 






Arisaの誕生日にストラップを渡したら

Arisaが大喜びしてくれたのありましたが、


それをきっかけにもう一人

俺にも作って!

という先輩シンガーが現れました。


もしかすると、

それがすべての始まりかもしれません。



そして、

何となくストラップ制作に可能性を感じた私は

後々にオーダーを受けることを視野に入れて

高価な革製ではなく

安価にオーダーできる布製で勝負しようと考えました。



当時、

先輩に向けて作ったのがこんなストラップです



3939ストラップの原点となる処女作ですね!

縫製も雑ですし、

撮影場所も今と全然違います!

この配色で裏地が白!!笑

今の私じゃありえない!



白の裏地を持っていたのには理由があって

Arisaのストラップを作ったあと

同じように刺繍を施す形で

好きなアーティストにプレゼントしようかと企んで素材を買っていた覚えがあります!

(結局気持ち悪いと思って作ってません!)





勿体無いので、この白い素材で

なんとか先輩に似合うものが作れないか?

と考えて

再び楽器店でストラップを血眼になりながら毎日毎日毎日眺めていました。

 


3939ストラップのパッチワーク式が生まれるには

私が楽器屋の店員であることが最重要だったと思います。


店頭には50種類ほどの在庫、

他にもメーカーカタログ、メーカーホームページ

どれだけ見漁ったか分かりませんが

国内外メーカーの、

相当数のストラップを研究しました。





当時は副店長だったので、

商品仕入れの権限が自由だったこともあり

メーカーが私宛によく営業しに来ていました。


でも、新作の柄物ストラップを見てると

同じものを数本並べると物によって柄がまばら

(例えば猫の顔が永遠に半分だったり)

大量生産の雑さを身に沁みて感じました。


結局、自社のロジスティックライン外からは

利益率と単価を考えて

わざわざ仕入れませんでした。



そこで気づいたことは、

ギターストラップは全長約170cm

かなり規模の大きな生地から作るので

柄のクオリティなんて気にしてられないことがよく分かりました。






でも、

自分が同じようなストラップを作ろうとしたときに

170cmほど規模の大きいの生地は

値段的に仕入れるリスクも高く、

同じものを何本も作らなきゃいけないし

物による柄のクオリティ差が回避できない

という大量生産同様の難点がありました。

そこで、

リスク回避、クオリティの向上、

コストの軽減の3点を考えまくった結果、

今のパッチワーク式になりました!

我ながらナイスだと思ってます!




ただ!パッチワーク式は

相当な技術が必要だということが分かりました。

それが浮き彫りになった2作目

がこちら!


なんじゃこのへにょへにょ!


しかし、こんなへにょへにょでも

2本作ってSNSに上げると

周りの仲間から好反応を沢山もらいました!

それも趣味の延長線上だったので

「すごい!」と言われただけかもしれません。



結局このストラップは駄作すぎて

思っきり捨てました

捨てるのは勿体無いなと思いながら

結構勇気がいったんですが

耐久度に懸念点があったので

失敗を糧にちゃんと作ろうと思い

ハサミで一刀両断しました。



結局、先輩のもとにストラップが渡ったのは

もっともっと後のこと。

全然違うストラップが渡りました!


そんなこんなで、

周りの反応のおかげあって

どんどん作ってみることに!




3作目がこちら、

「酒場のサタデナイ」



この作品は思い入れが強いです!


前回の失敗が悔しい!というのもありましたが

制作の飲み込みが早く、

ここで一気に作品のクオリティが

変わったかと思います!


この作品は後々、

私が憧れる大阪のアーティスト様の元に渡り

他県のアーティスト様からも

私のストラップが

徐々に注目されていくきっかけになって

事業にできる可能性の増大とともに

本腰を入れる決意をしました!






今は楽器屋も退職し、

個人事業主として暗中模索な毎日の

まだまだ駆け出し人間です。


だからこそ、

私がストラップを作るきっかけをくれた人に

心から感謝しています。






たくさんのオーダーを頂いたり

在庫が追いついてない現状ですが、

これからもバクバク伸びしろを

しっかり掴んでいこうと思います!



3939createのストラップショップも是非覗いてください!

BASE




ご覧いただきありがとうございました!