小室 直樹( こむろ なおき、1932年9月9日 - )は、日本人の評論家、社会科学者、社会学者、政治学者、経済学者、法学者、法社会学者

現在、東京工業大学世界文明センター特任教授


小室直樹は、先ず経済学は単なる思想ではなく、科学として成立しているとした考えた
そして1967年から、ボランティアで所属・年齢・専攻を問わない自主ゼミ(小室ゼミ)を開講し、経済学を筆頭に、法社会学、比較宗教学、線型代数学、統計学、抽象代数学、解析学、心理学などを幅広く無償で教授していた

小室ゼミ出身者には橋爪大三郎・宮台真司・副島隆彦らがいる


そして、「 日本において資本主義が定着していったのは、西欧と日本は同じ禁欲的労働をもっているからであり、その日本における象徴が二宮尊徳であるとする 」とした

そして、近代資本主義が成立するためには絶対性と抽象性を特徴とする近代的所有権が制度として確立されていることが必要であるとし、自由放任が資源の最適分配を行い得なくなった現代社会では近代的所有権の概念は修正されざるを得ないとして発展させた


また、「 政治家は賄賂を取ってもよいし、汚職をしてもよい、それで国民が豊かになればよい、政治家の道義と小市民的な道義はちがう、政治家に小市民的な道義を求めることは間違いだ 」
とも述べている




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