神戸・ポートアイランドに放送局舎を構え、兵庫県・大阪府が放送エリアなのですが、そのサンテレビの名物番組に
「サンテレビボックス席」があります。
サンテレビが開局した当時、テレビの野球中継といえば巨人戦しか放送されていませんでした。
サンテレビは地域密着のソフトとして、阪神タイガースに目をつけました。
特筆すべきは、試合開始から終了までプロ野球を完全中継することですね。
「プレーボールからゲームセットまで」をキャッチフレーズにしたこの中継、プロ野球ファンの心をつかみました。
中でも1992年(平成4年)9月、甲子園球場で行われた「阪神」ー「ヤクルト」戦。
八木選手の幻のサヨナラHR(一旦HRと判定されましたが、スワローズ野村克也監督の抗議でエンタイトル2ベースに覆りました)が出た試合なのですが、深夜0時を回った試合終了まで放送していました。
この年、セ・リーグの優勝争いはタイガースとスワローズで争われていましたが、その試合、驚異的な視聴率をあげました。
また、10年ほど前までサンテレビと横浜・TVKテレビ(テレビ神奈川)の「ベイスターズナイター」と相互乗り入れをしていました。
ある試合では「港町対決」と題して、タイガースの攻撃中はサンテレビのアナウンサー、ベイスターズの攻撃中はTVKのアナウンサーが実況していました。
現在でも関東地区ではTVKテレビでベイスターズ戦が放送されているのですが、サンテレビとTVKの相互乗り入れ、見てみたいですね。
昔は甲子園球場での伝統の一戦「阪神」ー「巨人」戦でもタイガースファンよりジャイアンツファンの方が多かったのですが、今では圧倒的にタイガースファンで埋め尽くされます。
タイガースファンが増えたのはサンテレビの功績と言っても過言では無いですね。
現在では、地元甲子園球場や京セラドーム大阪はもちろん、敵地広島や神宮、横浜、そしてセ・パ交流戦での仙台や札幌、福岡までサンテレビのスタッフが追いかけて、阪神タイガース戦を年に60~70試合ほど完全中継を行っています。
また、1974年(昭和49年)からは阪急ブレーブスの試合中継も行われ、それを引き継ぐ形でオリックスブルーウェーブ→バファローズ戦も主催試合を年に10試合弱ほど完全中継しています。
いつもはタイガースやバファローズが負けた場合、ヒーローインタビューを流さないサンテレビなのですが、昨日6月6日に行われた"関西ダービー"「阪神」ー「オリックス」戦は、決勝の逆転3ランHRを放ったT-岡田のインタビューも放送されていました。
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サンテレビが応援している両チーム同士の対戦ということもあり、目線が公平なのはバファローズファンにとって好感が持てましたね。
サンテレビにはこれからもブレる事なく、タイガース&バファローズを追いかけ続けて欲しいものですね。
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サンテレビジョン開局45周年、おめでとうございます!