今日は、午前中は勤務大学の東京の校舎で仕事でした。富士山麓の校舎は教養部なので、2年になると学生達は東京の校舎に移るんです。
さて、今日の仕事は、夏に仕上げた原稿のチェックでしたが、打ち間違え、コピペの部分間違えたり…と驚くようなうっかりミスが散乱していて、一緒に仕事させて頂いてる教授もドン引きでした
「さこ先生は初年度ですから、大変ですよ。」
と、gentlemanなフォローしてくれましたが、明らかに引きつってました
実は、blogの過去記事にも書きましたが、7月初めに体調崩して1週間休んだことがあります。土地も勤務大学の文化も今までと全く違う環境で、激務とストレスが重なった頃です。重要な仕事なので、何としてでも仕上げなきゃ、と疲れた頭で書き上げた原稿でした。
なので、大体想定はしていましたが、思ったより酷かったです。しかし、引き受けた仕事なので、自分の状況がどうだとか言い訳は出来ません。その教授は仕事も早くミスをしない方なので、怒られて当然なんですが、彼は訂正してほしい期限と内容を簡潔に指示してから
「後はさこ先生の数学者の目でしっかり確認して下さい。ご自分のやり方で良いですよ。お願いします。」
と、ミスの訂正を私に依頼されました。
その打ち合わせの後、スケジュールを立て直すために一人、喫茶店に入りました。そして奮発して1杯800円のブルーマウンテンNo.1を注文しました。
ミスを許すということの意味を考えてました。
私はしょっちゅう何らかのミスをやらかします。年だとか疲れてるということ抜きにして、子供のときから体質であるかのようにミスします。でも、初めに学生にこの話をするので、板書ミスや誤植などは他人の目でチェックしてもらう環境を作って、大事にならないようなやり方をしてきました。
だから、他人の悪意のないミスなんて殆ど許します。学生に
「試験時間を間違えたので別の日に受けさせて下さい」
と言われれば、そーゆーこともあるだろうな~と思うので、疑わずに許します。これは、自分に自信がないから言えないだけで、寛容ではないんです。甘いだけ。先日の締め切りのアナウンスミスも、どーせ自分のミスだろうと思ったので抗議せず貫徹した無駄な労力を使ってしまったわけだし。
教授はミスをしない人です。でも人のミスを責めなかった。これが寛容なんだなと思ったわ。自分もそうありたい。
高いコーヒー飲んだからかしら。俄然やる気が出た午後…頑張るよ