新年初の仕事は、勝ち組女史との出版編集会議だった。(去年の12月12日“セレブな会議″を参照下さい)
会議の趣旨は、文系向け数学書の原稿チェック。執筆者の先生方は経済、情報等の専門家で数学は不安な部分があるらしい。で、数学が専門の私は、校正と数学のチェック担当として共著メンバーに入れられただけの…
“なんちゃって著者″
しかし、いざ原稿チェックするとおかしな部分が沢山あって、原稿は自分の入れた赤ペンで真っ赤に(;゜ロ゜)これ私が全部書き直すんだから、大変な作業じゃん…
女史の研究室のテーブルには、お茶と和柄の紙ナフキンに乗せられた美しい和菓子が
女史:「作りたてのを今買ってきたのよ。まずお召し上がりになって(微笑)」
和やかタイムは終了して会議開始。私は原稿についての突っ込み担当
「数学的にこの表現は変だと思います。」
「定義無しで専門用語を出すのはマズイです。」
「この章と前の章は筆者が違うのは仕方ないが、一貫性に欠けます。」
…自分は書いてないくせに言いたい放題(  ̄▽ ̄)人の仕事にケチつけるのって何て楽なんだろうが、ケチつけた部分の尻拭い係なので、ホドホドにしないと自分の首を絞めることになる
議論は続き…私の言い分は殆ど通って、どっさり訂正作業を持ち帰ることになった。最後のシメで女史は、
「印税等は、事務処理を迅速にしたいので、頂かないと言うことで皆さんよろしいですね。我々は、皮でなく実を取りましょう(微笑)」
翻訳すると、手続きが面倒なハシタ金(皮)よりも、有名出版社から本を出すと言う名誉(実)が重要なので、実質無償でお願いしますと言うことらしい…
つまりタダ働きってことですね?(´・ω・`)予備校のテキストなんか、これだけ仕事すればウン十万円になったのにな…いかんいかん、そんなハレンチなこと考えちゃ
オコボレを貰おうなんてウマイ話には裏があるってことね…ショボーン(。・_・。)