一等地にあるお嬢様&お坊っちゃま大学の展望レストランで、理系女3人のランチ会議は続く…
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女性教員ではありがちな、授業中うるさい男子学生を黙らせると言う話題になった。
私:「『真面目にやって出来ない人には単位を出す努力をします。不真面目で出来ないのは許さない。』って言うと黙ります(笑)」
女史&お仲間:「何か…迫力ありますね(;゜ロ゜)」
(しまった、ついドスを効かせちゃった優しい先生だったんだわ、ワタシ…この空気を修正せねば)
私:「以前、武道をやっていたからかも知れませんね(微笑)」
女史:「何を」
私:「空手です。」
お仲間:「まあ素敵(☆▽☆ )今はされてらっしゃらないの」
私:「今はしてません…」
(ヤバイ、何故この人達こんな話題に食い付きが良いんだろう(;゜ロ゜))
すると、恐れていた一言が…
女史&お仲間:「では、今は何を(真顔)」
…彼女達に平気で嘘を付ける人は居ない…科学者は真理を追求する人種なのだ。
私:「キックボクシングをやってます(引きつった微笑)」
…終わった…もうおしまいだ((((゜д゜;))))
と思ったら、
お仲間:「やっぱり~そんな雰囲気ありますもの(微笑)」
女史:「ピリッとしてて、ね(笑)キックと言えば沢村忠よ。すごく流行ったわよね。私、歌えるわよ。」
お仲間:「キックの鬼でしょ。私だって歌えるわ。」
そして二人でレストランで歌い出したヽ(゜ロ゜;)ノ
出てくる奴はー
ワンツーパンチー
ノックアウトだー
右回し蹴りー
今だチャンスだ真空飛び膝蹴りー
キックキックキックの鬼だ~♪
しらふです…Over50の一流女性科学者です…
その後はキックだの空手の話題で盛り上がり…
女史:「女性だからこそやるべきよ。女性は~すべきじゃないという偏見は彼女が許さないわ(微笑)」
お仲間:「そうよ私も何か始めるわ。結局、体鍛えてる人には敵わないのよね。」
女史:「講道館とか入門したいわ。あ、躍りじゃなくて実戦的な太極拳の教室あるけれど行かない」
……………………
…………
彼女達こそ、男ばかりのアカデミックな世界で戦い抜き、地位を築いてきた強い女性、まさに
Over fifty fighting Ladys(OFFLS)だったのだ…Fの意味が微妙に違うけど(^-^;
女史:「頭は仕事道具ですからしっかり防御して下さいね(微笑)」
女史は私に、キックでは
「顔面ガード」
そして仕事では
「原稿チェック」
という課題を与えたのだ…彼女には勝てる気がしない。恐るべし大先輩(;゜ロ゜)
☆☆☆完