今日11月1日は カシュ一家にとって かけがえのない大切な友の命日です


旦那さんのお友達だった彼は 物静かで優し過ぎるほど優しくて それでいてユーモアもあって 旦那さんとカシュには弟のような存在でした


子供達にはお兄ちゃんみたいな存在


特に息子とは同じガンダム好きということで 二人で夜遅くまで話してました


娘が交通事故に遭い入院した時には時間を作ってはお見舞いにきてくれたっけ


カシュが高熱を出して寝込んだ時には袋一杯のハーゲンダッツを抱えて飛んできた


息子の高校受験のお守りをわざわざ遠くまで行って買ってきてくれ 合格した時には 息子が欲しがっていたガンダムのプラモデルをお祝いにプレゼントしてくれて 大喜びの息子を嬉しそうに見つめていた


旦那さんとは 一緒に鮎釣りや渓流釣りに出かけたり・・・

旦那さんの行くところには いつも彼が一緒にいたような気がします



そんな彼が ふさぎ込むようになったきっかけは 友達が言った何気ない冗談


何の悪気もない 軽い冗談のつもりだったのだろう


でも その冗談を本気にしてしまった彼は どんどん落ち込み あれは冗談だと言っても聞き入れなかった


毎日のように我が家に来ては 僕はどうしたらいいの?と悲しそうな顔をして・・・


みんな お前が大好きだから!心配しなくて大丈夫だから!そんな言葉しかかけてあげられなくて・・



ある朝 自宅を出たきり連絡が取れなくなってしまった


メールをしても返ってこない


電話をしても出ない


彼の無事を祈るしかない日々が続き・・・



仕事中の旦那さんがかけてきた電話


見つかったよ!


見つかった喜びが悲しみに変わるまではほんの数秒だった


旦那さんも私も電話を握り締めて声を出して泣いた


大切な弟が 別れも告げずに たった一人悲しい気持ちのまま旅立って行ってしまった

何の力にもなれず 彼を助けることが出来なかった自分に腹が立ち許せなかった



彼の告別式には会場に入りきれないほど沢山の人が参列した


人を大切にし誰にでも優しかった彼の死を悲しむ人がこんなにいることを彼は知っていたのだろうか?



みんな貴方がいなくなったことを悲しんでいるのよ

今頃どこかで見ているのなら 早まったことしちゃったな!って後悔してるでしょ?

こんなに沢山の人悲しませて・・・

最後の最後に<してはいけない事>しちゃったね!


そう心の中で話しかけた



あれから10年

彼が旅立った本当の日はいつなのか分からない


彼がご両親の元に帰ってきた日が今日11月1日



ほんの軽い冗談のつもりで言った一言が人を傷付け悩ませ人生をも奪ってしまう事がある

全ての言葉は口から出た瞬間に魂を持ち 取り消すことなんか出来ないんだよね


彼は身をもってそれを教えてくれた



時々 一人で彼のお墓に行っては愚痴をこぼしたりしておりますが 今日は子供達と一緒に沢山のお花を持ってお参りしてきます


彼との沢山の思い出と優しい笑顔は いつまでも心の中に・・・