2024年6月5日(水)夜の部 新宿歌舞伎町劇場にて大衆演劇を見てきました~。
劇団丞弥。2回目です。
芝居:文七元結(ぶんしちもっとい)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240607/02/38jou-hiiragi/d0/cd/j/o1080060815448357094.jpg?caw=800)
NHKで歌舞伎の文七元結を放送していて、5分もたずに飽きてしまいました。大衆演劇ならイケるか?と見に来ました
文七元結が、お笑いたっぷり芝居だったとは知らなかった~。
東京初乗りの劇団さんだからなのか、身内ネタほぼ無し!(追記、無くて良かったの意味)
丞弥さん演じる長兵衛がいちいち面白いんだけど、座長芝居ではなく、出演者みんなで総がかり
笑いの引出し多くて、これでもか~と出て来ました
ボクら人数が少ないので、本当はもっと出演者が多いのですが、との口上でしたが、むしろ、ほぼ5人で良かったヨ。登場人物がイキイキとしてるとこイイ
ほぼ5人で、たっぷりの90分芝居でした
通りがかりの人でも、登場人物を愛し、笑って楽しめる芝居でした
配役 ※以下敬称略
長兵衛:澤村丞弥座長
娘のお久:澤村風舞さん(かな?)
文七:天海翼(マンスリーゲスト)
通りがかり:女優さん
長兵衛の妻:橘 小寅丸(マンスリーゲスト)
店の主人:千道(マンスリーゲスト)
内容と感想 ※ネタバレ
父親と娘が、花道から登場。暗い顔して歩くシーンからはじまります。
先日の24歳・美熟女から変わり過ぎの丞弥さん誰か分からなかった
あっ丞弥さん、セリにつまずいて膝を痛めましたか?え、演技ですかガチでしょうか。
父親がお酒と仕事で作った借金返済と生活費のために、娘のお久が身売りする決心をしたので、お久を送り届けるシーンです。
大晦日(だったかな?)までは女中で使ってくれると。それまでに50両を返せる設定でした。
娘を案じる父親役の丞弥さん。・・・・なのに段々オモシロくなってしまうという
自分のせいで娘が身売りなのだから、原作通りにまぁまぁヒドイ父親なんだけど
美人女優さんの返しも良かった
父娘が退場後、お金を落として途方にくれる若い男性(翼さん)が登場。
日本橋から深川まで、何度も探したみたいです。
丞弥さんが通りがかり、翼さんとの絡みがはじまる
まぁ、よくこんなに色々と思いつくわ~仕上げてきてるなぁ~
丞弥さんは翼さんに50両を渡すが、ちょっぴり後悔もあり、奥さんに叱られるぅ~と困り顔で場面転換。
場面はお久の実家。
丞弥さんが帰宅するまで、ちょっぴり困惑顔の妻を演じる小寅丸さんをおもしろがるシーンです(ちょうどよい長さでした)
お久の父親の名前が「長兵衛」と判明。
ん?お父さんは文七じゃなかったんだ。誰が文七なんだろう?
娘を売った50両をあげちゃったこと、妻になかなか白状しない丞弥さん、夫婦のコミカルな時間くるよ~!
マツコデラックスならぬ、小寅デラックス大活躍
「んあぁぁ?アンタの借金のせいで娘が女郎屋に行ったんでしょうよ!」
「そりゃぁね、困った人を助けるのは偉いよ。けどね、それはお金持ちで余裕がある人がすることなのい~い?あたしらは貧乏なの、ビ・ン・ボ・ウ!」
関西弁のオッサン語なのも面白かった
そうだぞ!
よくぞ言った、小寅デラックス
男の見栄かなんかしらんけど浪費は最低限の生活費を稼いでからしろってんだよ
節約生活には限界があるんだ
娘と妻に苦労をかけるんじゃねぇぇ~
は~。代弁してくれてスッキリした
怒られてる丞弥さんの顔にも注目です
豚足じゃありません、ブヒの話からの手相占い。
ぐるっと回る在来線は東京は「山手線(やまのてせん)」ネ。
(惜しいニコタマは二子玉川<ふたこたまがわ>のことでしょうが、山手線の駅ではありませぬ。高島屋に買い物に行ったのかな~。観客の心をくすぐるわね~
。あざとい計算でもいぃ~
)
環状線は、関西では?・・・・ってアーッ手相から、、、そっか~
東京じゃ手相がウケなくても、そういうことでしたので
クビを決める小寅丸さんが、女子プロレスのブル中野さんにしか見えない!
キメられている丞弥さんは、膝をやられたプロレスラーの如く!あっ登場時に膝を痛めたのは、伏線だったんだ(ちがうよ)
気絶を覚醒させる小寅丸さん、元ネタわからず。。。(く、くやしい)
息ピッタリ仕上がってる
おや、誰かやってきました
千道さんの名探偵シリーズのモノマネショー、似てたと思うんだけどたくさん出て来ましたねぇ~
よくセリフ出てくるわねぇ。
ジッチャンの名にかけては似ていなかったけど、実に・・・・おもしろい
六本木のラーメン屋で打ち合わせしたのかしら
あげる、いらないよ、あげる、いらないよ、のダチョウ俱楽部的なやつがありまして本家より面白いザーマス
こういう間というか、待てるっていうのか、「笑わせる」のが上手いというのかしら。笑うところが分かりやすいと思った~。
関東の劇団は推し活に寄せてるから、ファンが笑ってくれるので待たなくていいのね。
そういえば澤村章太郎さんも上手だなと思った。苗字同じだから系列劇団なのかしら。伝統芸?
そうか、文七ってお金を落として困っていた若い男性だったんだ。
ちょうどよいところで娘のお久登場!
お久をフューチャーして笑いをとるという
奥さんッの翼さんのボケも最高に良かった🎵昼ドラはじまる?😆
文七の前途、商才を見せつける、「小分けで売りたい」あり。時間なくなっちゃったのか唐突な感じだったけど、これでお久の将来は安泰ね
もともと恋仲ではなかった設定のほう。
ラストは若い二人のニッコリ笑顔で、みんなハッピー気分で幕となりました
劇団丞弥の文七元結、おもしろかった
別のジャンルはどうなんだろう。お笑いがない芝居も見てみたいなぁ~。
こうなったら、ハズレ引くまで行けるだけ行く