2024年5月20日(月)昼の部 立川けやき座にて大衆演劇を見てきました~。
スーパー兄弟。通算9回目。 本日は副座長:風馬の日。
一ヶ月ぶりの大衆演劇。なんかどこへも足が向かなかったのだけど、Twitterで「プリティDAY」イベントのさほどプリティではないスー兄の画像を見まして急に行く気になった
ちょうど風馬の日だし芝居も面白そうなので行ってきます
芝居、面白かったです
芝居:男飛車角 人生劇場
芝居の都合上、タバコシーン何度かありましたが常に灰皿あり万全の態勢で安心。扇風機でスモークをたき、空気の流れを作ったためか客席にタバコの副流煙の臭いなし!望まない受動喫煙への対策、完璧でした。さすがトップクラス
主な配役(敬称略)
飛車角:風馬さん
おとよ:北條めぐみさん
吉良常:三代目南條隆
宮川(子分):春己さん
奈良平(悪役):龍美麗
2回目なので
「人生劇場」は、今年1月に同じ立川けやき座で劇団荒城で観ました~。飛車角は真吾さんだったけど、私はあんまり分からなかったのでした。(後ろの男性は泣いてましたが)
映画であるって知らなかった
多分だけど、スーパー兄弟・風馬さんの飛車角が原作に近そう。荒城オリジナルのブッコミ部分も分かりました。
あ、そうだったんだ~。と気が付いた事が多くあって、荒城作品への理解も深まりました
同じ人生劇場をベースにした芝居なのに、随分違うなぁと興味深く見ました
あらすじと感想 ※ネタバレ
風馬バージョンは、
屋台のシーンから始まり。おとよと宮川はすれ違ってはいる。
風馬・飛車角は、おとよに必ず生きて帰るから待っていろという
宮川が飛車角の弟分になる場面は比較的、長めに尺をとっていた印象。
飛車角と吉良常がエンカウント。
飛車角が刑務所に入所している間の年月。
宮川とおとよは、お互いに背景を知らずに恋仲になっていた。
吉良常登場。宮川の親分は吉良常だったが、今はカタギに。
おとよは、奈良平に騙されてひどい目に遭っていたところ、宮川に救われたという。
宮川とおとよが、夫婦になりたいと吉良常に報告に行き、飛車角との繋がりを知る二人。
吉良常「宮川ッ!てめぇ俺に意見するのかッ」と酒を足元にひっかけるところ
がこの芝居のハイライト
飛車角が出所。迎えに行く吉良常。
吉良常の前で感情を抑えがちの風馬さんらしい飛車角です
男同士の分かち合いみたいなのが表現されていた
実際のところ、私は感情移入できないけど、ぶっ刺さる人はここで涙腺ヤラれると思います。
吉良常(三代目)の「俺に意見するのかッ」が伏線となっている。あれでこれなんだな。という
比較的冷静な飛車角ですが、おとよを深く愛していたことが随所に見られて、イイよ女性への愛情表現って色々あるんだなぁ
ストレートな感情を見せた真吾・飛車角と、比較的冷静な風馬・飛車角。
登場人物は同じなのに、生まれるキャラクターが違うの、大衆演劇、おもしろいわぁ
風馬飛車角が宮川に対し親分の仇討ちをしなかったことを怒る。
宮川、おとよへの想いは後回しにして奈良平を仇討ちに行く
小柄な宮川(春己さん)が立ち向かう奈良平(龍美麗)は大男です。
顔つきも歩き方も憎たらしくTHE悪役の龍美麗が、悪そうな子分をゾロゾロ引き連れてくるよ~
お~悪いやっちゃ
なんか。春己さんが腰を落として刀を構えて、龍美麗さんが背を伸ばして上から見下ろすわけです。あえての身長差にしたのかもしれないけど、とてもよかった。
負けが見えてるのに、立ち向かう宮川の姿がムネアツなんです春己さんの演技もヨカッタ
負けると分かってて戦わないとならぬときってあるよね。おとよが可哀想という想いがあったけど。。。
で、あっさり負ける。
次に、風馬・飛車角が出てきて、こちらは小柄を生かして素早く刀を振り回し、奈良平を斬る
こんな感じの話でした。義理や男気、恋愛、殺陣シーンとたくさん折り込んであったけど迷子ナシ!
芝居、面白かった~!
舞踊ショーも見てきました
ゲストさん・橘劇団から橘芙美若さんと神竜大さん。舞踊ショーはバラエティーに富んでいて、中だるみ無い舞踊ショーでした。
オープニング・中間・ラストショーと群舞が多くあり、チームで頑張るポリシーかな~
なんか風馬の日って舞踊ショーがアットホームで好き~
去年の篠原の風馬の日が良かったので、期待して行きました(ま、今回は立川だから)
期待に応えてもらった~楽しかった~
夜もハシゴしちゃおう。ヘヘ久しぶりに新宿歌舞伎町劇場へ行ってきます