2024年2月16日（金）夜の部 新宿歌舞伎町劇場にて大衆演劇を見てきました～。
剣戟はる駒座。８コマ目。
歌舞伎町劇場の2月、平日夜はイベント回。一幕見1500円（通しは2500円）、1部は女形舞踊ショー、2部は剣術を含むショー、3部は芝居（当初は舞踊ショーでしたが）。
今日は豪華です！相当がんばってくれました
ちょっとスゴかった。
第一部は花魁ありの女形ショー。
第二部は舞踊劇「坂本龍馬」の後、
剣術メインの舞踊、ラストショーが「織田信長」。忘れられない迫力なので、一度は見て欲しい
第三部は芝居「浜の兄弟」
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ラストショーの織田信長を目当てに行ってきた
芝居がなくても行くつもりだったのです～
2月19日に舞踊ショーはお代わりがあります～。かなり見応えのある舞踊ショー、すごかったわ～。
先週の芝居はファン向けだったけど、今日の芝居は面白かった！
・芝居「浜の兄弟」
・あらすじ
私は初見ですが、よく演じられる芝居みたいです～。こちらの方のブログをご参考に。
お父つぁんが光ってた✨「浜の兄弟」剣戟はる駒座 | 坂のある街が好き (ameblo.jp)
今回はお父さんではなくお母さんでした。
こじらせ気質の長男は船職人。大きな船を作り終え、100両とう高額で買ってもらってホクホク顔で帰宅しそうなものだけど、弟の存在が気にかかっている。
5年ぶりに実家に戻ってきた成功者の次男、大喜びの母、激怒する長男。
実は次男は町のお金を横領して逃げ、その償いをしてきた長男。
同居して苦労してきた長男よりも、遠く離れて久しぶりに会う次男の方を可愛がる母。
そこへ1通の手紙が････。
・配役
直造・・・鵣汀 座長
母・・・晃大洋 代表
兼松・・・しぶき座長
直造の妻・・・夕葵さん
その他多数
・感想
関西の海辺の小さな貧しい村が舞台。関西弁です（うれしい）
ずっしり重い100両に戸惑う嫁姑
。
帰宅する直造、神経質な様子の鵣汀芝居で、この芝居はアタリの予感
長男夫婦と母の3人の会話、芝居とリアルを混在させてた～
100両のお金で母と嫁に孝行したい直造。
来月あたり、多分、那須塩原で温泉に浸かって芝居を見る計画が持ち上がりまして
３月のはる駒座は、ホテルニュー塩原で公演だから客席から笑いが起きる
お風呂はテルマー湯で充分、広くてキレイだしとかいう母
（テルマー湯というのは、新宿歌舞伎町劇場近くの温浴施設で、遠征の方はここに泊まる人もいるかもネ。）
テルマー湯 ニッチなとこ攻める晃大洋さん
母さんが本当に行きたいところは別でしょ、と晃大洋さんの推し活を匂わせる鵣汀さん
弟の兼松が帰宅し、兄の直造は不機嫌に戻り････。
兼松の事情説明に背を向けて、聞いていないフリをしつつ小指の爪を噛む････。抗議のつもりで横になるもイライラを隠せない神経質な足の甲。。。
よっ鵣汀～
喜ぶ母・晃大洋が言う「茄子の浅漬け」。激昂する直造
。
うう、、、直造が可哀想････
「みんなって誰や！呼べや！お前やろ！」
報われない想い、癇癪を爆発させる直造。表現の激しさで共感が得られにくいけど、直造の言う事は正しいと思うわ、わたし。
家族にしか指摘できないことってあるし。同居している身近な人を大事にすべきでしょ。
弟の横領を許せない想い→ 弟の身勝手で俺は苦労した → なのに母は弟を可愛がる → 俺は！！？？
でしょうか、母に対する怒りへの発展し、収拾がつかない直造
直造････。わたしは共感するよ。。。分かりみが深い。
けど、愛されないんだよね。。。態度に問題あるんだけど、直造の行動は正しいよ。
苦労が彼をこじらせたのか、THE長男って感じ。弟って兄の成功例と失敗例を見てるから世渡りが上手いんだよ。何かにつけて対比されるけど、後から来る人の方が優位だからね･･･。傷つきやすい長男
次男には次男の辛さもあるんだけどさ。
そこへ手紙が届く。
直造違いの手紙、またしてもクスクス笑いが起こるシーンです
私が面白かったのは、母が「みんなって誰や」とポソッと言い返すとこ
長男がキレないようにちっさい声で言うとこツボりました
完全にスルーする直造、プフフッ
手紙と100両を巡り、母は次男をかばう。怒り狂う長男の直造。
おかあ、俺が親孝行してやるから、言うも母は弟の後ろ姿を見送る････。
ラストは････。
わたしは帰宅して思えば、直造の200両の船を作る話は夢となり、仕事もダメか････。どこまでも可哀想な直造。
次男を想う親の心は私には刺さらなかったけど、親の面倒をみるという行動と愛され度はイコールではないの、しょうがないよね。。。やってられねぇ現実ってあるよね～
直造は徳を積んだよ、来世はきっと幸せになる。今は考えてもしょうがない。
やり過ごすしかない時は、大衆演劇で芝居とイケメン見て楽しもぅぜ～。
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鵣汀＆晃大洋親子の火花散る応戦、面白かった～
ストーリーそのものの面白さもあったけど、
私にとっては鵣汀座長の芝居が一番の見どころでした
おもしろかった、浜の兄弟！