2024年1月25日(木)夜の部 立川けやき座にて大衆演劇を見てきました~。
劇団荒城。11回目。14芝居目です。
芝居、因果は廻る狂々と。
昼の部を見に行き、夜は予定していなかったんだけど、昼の芝居がちょっと物足りなかったのと口上挨拶を聞いて急遽、夜も見に来てしまったへへ。
結果、大正解!こういうの好きすぎるしかも舞台演劇で!
荒城さんの代表作かも?千秋楽で使われそうな芝居でした。
名前がある登場人物のひとり一人の生き方が交錯する立体的芝居で、最高におもしろかった~
伏線回収、演技や台詞に無駄がなく、予想通りの展開にニヤリとし、予想外の展開に驚き、涙もあるし、キュン要素もあるし(物足りなかったけど)、独白で映像が浮かび、
カーテンコールで、やられた~ぁでした
快感の笑みで帰りました
少女マンガ要素のある芝居なのだから、キュンをもっと頑張ってもらいたい
なんか、宮部みゆきか東野圭吾の小説を読みたくなっちゃったなぁ。
芝居:因果は廻る狂々と
(人斬り十三 真吾務め候)
気が付けば2時間の芝居でしただから舞踊ショーが先だったんだ。
平日の夜の部なのに、お客さん多かったわ~。あの会場レベル、間違いなく芝居好きが集まっていた。(雰囲気で観客が集中しているのって分かるんだよねぇ)
さすが、オタクが愛でる作品と言えるでしょう
開演のお知らせもなく会場が徐々に暗くなり、アナウンスもなく開幕。
雨が降りしきる中、自宅に戻ったカッコイイ月太郎さん。
客席から忍び寄る、人斬り十三(じゅうさ)・真吾座長。
という始まりでした。
一旦幕が閉まり、開場のアナウンス中に場面転換。アナウンスすら活用する劇団荒城
その後に登場する配役
地元の親分一家(祐馬さん・勘太郎さん・虎太郎さん・和也さん・純子さん)
おまち一家(蘭太郎さん・夕鈴さん)
十三とおまちの初対面シーンは、少女マンガっぽくて、もしかしてと期待しました
きたワァ
その後の胸キュンシーンもありました。
私が思う一般的な女形芝居の大衆演劇の場合、
・おまちは十三の上腕部に沿って肩に手を添えがち。
腰に手を回すより二の腕に手が添わっている方が見栄えがいいし、腹部に手を回すと品がなく見えることがある。十三が上から添える手が、最前席しか見えないよネ。
→ 腰に手をまわしちゃったから、その後の流れでおまちの頬に触れられずに「逆二人羽織」みたいになっちゃった・・・
肩に手を回させておけば、おまちの右手の上に十三の左手を重ねることが出来るし、その後に十三がおまちの頬に手を伸ばした際に、おまちが十三の手を誘導することも出来たのでは。
・おまちの手は4本指の間隔は狭めが多い印象。
指をガッと開くよりエレガントに見えるから。指をガっと開くと男性的だったり恐怖を表したりするから。
と思うなどしました。
おまちの告白がまぁまぁのダイレクトでもうちょっと女性の心情表現を、とか観客がどこまでも欲を出し始めたらキリがありません、
わたし個人的な減点を加味して、100点満点だとしたら118点の素晴らしい作品でした
伝聞の食い違いや、勝手な思い込みから不幸になったり知らなければよかったこととか、なんでも伝えるわけじゃないから・・・・。
衣食住足りて礼節を知るってあるからね。そんなに自分を責めなくても・・・・。
あれ・・・。そんな風に私は思っているけど、それすら思い込みなのでは???
とか、色々思うああ、芝居は面白いなぁ
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芝居の前の舞踊ショー、女性化粧が多かった
月太郎さんの女形舞踊を初めて見た~ひとり芝居の舞踊で全身の表現が素敵だったわ~。
勘太郎さんの女形舞踊も当然ありました。さすがの安定感。美しい動き。
蘭太郎さんの女形舞踊もありました、かわいらしい
あんまり女形向きの役者さん少ないから。何でも屋じゃないんだしリソースに限りがあるので、得意なことにステ振りを。
けど、たまには女形を見たいの
舞踊ショーは色んな種類があって、オープニング群舞は「フラれちゃった」豊かな表情で愉快な気持ちになり
蘭・虎ペアの相舞踊も面白い仕上がりになっていまして笑っちゃった
虎太郎さんのアクロバット扇子のキャッチし損ねて悔しそうでしたが、難易度の高いものに挑戦してくれてありがとうな気持ち、ナイスファイト次こそ!
他にもひとつ一つ挙げたいけど割愛っ
大入りティッシュが振舞われ、キャッチしました自力でゲットだぜ、ヤッタ~
ラストショーは「沓掛時次郎」 和也さんカッコよ
子役の祐馬さんをおんぶ失敗する(という演出)真吾・時次郎大笑いのラストで幕でした
本日の荒城、舞踊ショーも当たりでした
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今回の芝居、素晴らしく面白かった作り込んだ完璧な運びと演技、さすがの荒城の作品、思い返すとウットリ、これだけでご飯何杯も食べれる💕