2024年1月16日(火)昼の部 立川けやき座にて、大衆演劇を見てきました~。
劇団荒城。5回目です。
昼夜同じお芝居の型の違い、というイベント。(さらに月間イベント、主役はほぼ真吾座長が務める)
芝居
〜二振りの刀〜 次郎吉の仇討ち。今の型。
普段はこちらの芝居を演じているとのこと。夜の部は昔の型で、30年近く前まで演じられていた、リメイクされる前の芝居だそうです。
今回は、夜の部との対比の意味で、サブタイトルを付けたのかな。タイトルそのままのストーリー。
スッキリ爽快、ジワリと感動の芝居でした
配役
※敬称略
糸川(悪役)・・・勘太郎座長
手下1行燈・・・月太郎
手下2・・・虎太郎
古女房・・・純子
柏木新三郎(若き侍)・・・蘭太郎
次郎吉・・・真吾座長
魚屋・・・和也
(役名は観客SNSも参考にしました)
場面(ネタバレ注意)
第1幕 外のベンチで
古女房をまちぶせする糸川
柏木とエンカウント
第2幕 次郎吉の自宅
①会議
②月明かり
第3幕 糸川の部屋で
古女房のシーン有り
あらすじと感想(ネタバレあり)
糸川、ショボめの悪役。用心棒が二人。夜の対比として、手下からの信頼が浅そうな感じする。
古女房の気持ちが分からないな~。気持ちの移り変わりは芝居に影響がないから描かれなかったんだろうけど、第2幕への伏線がなくて違和感があった。
緊張感のあるシーンで楽しめた
続けて、柏木(蘭太郎さん)の若い侍。糸川と柏木(勘太郎さん&蘭太郎さん)の立ち回りがかっこよい
糸川は、剣術の実力があるのが分かる重要なシーンだった
場面転換、2幕へ。
庶民的な雰囲気があってよかったな。魚屋(和也さん)と次郎吉(真吾座長)の人間関係が伝わって見ていて優しい気分になりました
ちょっとクスッとさせる、ほんわかな雰囲気でした。
ムニエルどうなったんだろう
会議中に客席で携帯電話が鳴り・・・出ちゃうというハプニング「今の型」だから今風の演出か?(ちがう)
古女房と次郎吉の雰囲気はふつ~の夫婦な感じで、リアル感ありましたま、現実の夫婦ってもっと冷え切ってると思うけど
月明かり。
照明と手下の行灯は、夜とは違ってた
見どころ満載のシーンでした糸川(勘太郎さん)の動き・伏線は私にはちょうどよく伝わり、これは気を付けてないと見落とすというほどよい演技が好き
「私には分かりました!」という観客のプライドを満たすというのか。
魚屋とニアミス。
目が離せないシーンが続くわたのしい~
「小芝居はいいから」と言っちゃう真吾座長暗闇を忘れたのは真吾座長が先な感じするけど、私は暗闇芝居は端折ってもらって見やすかった派。なので、「小芝居は略すわ」の一言が行き届いていたなぁと今は感じる。
実はアドリブではなく考え尽くされた一言なのかな~と思いました。考えすぎ?
推理のシーンは、出ないアイデアに延々と時間をかける会議みたいでした
ドリフの”志村、うしろうしろ!”みたいに教えてあげたらよかったかな
場面転換、3幕へ。
痛快の仇討ち、始まるよ~
知恵をしぼって連携するところが抜群にいい
これまでに魚屋との友情を描いているから刺さるんだよ~
才能に恵まれなくても、努力で立ち向かうところ、見ていて胸が熱くなる
古女房のシーンがあり、次郎吉(真吾座長)の生き方がカッコ良い~あ~ン
最後は、柏木蘭太郎が仇討ちを果たし、爽快な顔つきでポージング
その脇で柏木蘭太郎を見つめる次郎吉の満足そうな暖かいまなざし
ああ、次郎吉の仇討ちはこうだったんだな、と私は満足しました。
勘太郎さんは芝居を盛りたてる相手役が上手いと感じる。
次郎吉の仇討ち、スッキリ爽快・ジワリと感動の芝居でしたおもしろかった、わーい
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昼の部の舞踊ショー、面白かったです。種類がたくさんあったからかな?
ラストショーは寸劇、血糊が出るという(ラストショーで血糊つかうってあるんだ。豪華な・・・・)
月太郎さんの舞踊で、途中で音楽「粉雪」が止まってしまい。でも月太郎さんは変わらずに舞うので、わたしだけが聞こえないのかと思うほど。
音楽がまた流れた時、動きがピッタリで会場から拍手が起こりました。花道をシャーっと滑ったりなど、特筆すべき月太郎さんの舞踊でした
さすが、プロですねぇ~ステキ