2024年1月5日(金)昼ロングの部 大衆演劇を見てきました~。
劇団荒城。2回目です。
本日は昼ロング公演、なんと芝居が2つあると知って予定外でしたが観に行っちゃった
第1部はイベント舞踊、第2部はファンイベント、第3部は舞踊ショー、第4部は芝居:田原坂、第5部は芝居:博打町、と盛りだくさんの一日です。チケット1枚でいいんだって 変わってる劇団さんだねぇ・・・。(容赦なく行くよ)
芝居は、田原坂(たばらざか)。
おもしろかった~。めちゃ泣いた
あらすじ
あらすじは下記の真吾座長のブログを。
田原坂〜母恋し〜。。 | 荒城真吾のブログ (ameblo.jp)
荒城オリジナルの追加シーンがあったようです。
主な配役
将吾・・・真吾座長
健二・・・勘太郎座長
美穂・・・若い女優さん
早川ショウイチ・・・月太郎さん
ショウイチの母・・・ベテラン女優さん
早川ショウイチの父・・・祐馬さん
ほか多数
月間イベント、主役を真吾座長が務める、です。
感想など
本日もかなり賑わっている立川けやき座。田原坂は、涙腺崩壊、バスタオル必須でした脱水症状に注意ですわ~
今回も幕外芝居、中幕で芝居などをふんだんに使われていまして、場面転換で途切れません。田原坂では笑いゼロのため、演劇がはぐらかされません!好き
80分ほどの芝居、みっちりでした
健二のお母さんを想う気持ちに涙涙。可哀想に、可哀想に・・・・。
将吾の故郷や国を護る気持ちと個人的な思いとの狭間で葛藤するシーンに涙。
美穂、、、可哀想で涙涙。
最後は男たちが別れの歌を歌って涙涙。。。
ショウイチのプライドファーストの腰抜けっぷり、月太郎さん上手でした。スタイルもいいしカッコいいし、そんな見た目の良さと言動のろくでなし感の差がいいですね。黙って聞いている様子も刀を構える型も、計算されているのか見ているだけで役どころ(ダメなヤツ)が理解できました。あの顔の表情!素晴らしい演技
前回の必殺仕事人に引き続き、月太郎さんのダメンズ役いいなと思いました
お母さんの本心は、私には分からず終いだったけれども、色んな解釈ができるようにしたのかもしれない。「どうして!!」な気持ちにもなりました。さすがのベテラン演技です。上品だったな~
早川さんの振る舞いが意外でした。そう来たか、親は立派パターン!
将吾と健二が主役なのですが、美穂に感情移入して見ていました。
「女子のあなたまでそんな恰好をして」とショウイチのお母さんが言う。
健二が頭を撫でていたし、言動に若さがみられるので、美穂は未成年くらいの設定なんのかな。。。美穂、可哀想だった
美穂、無事に故郷に戻っても一人ぽっち、いい人と巡り合って幸せになってくれ
真吾座長の「名を呼ぶな」ヨカッタ~。健二が可哀想で残酷なんだけど、現実ってこんなもんなんですよね・・・・。
花道の途中での演技なので、4列目より後ろの席の人ラッキーでした。(前の席は迫力を感じれるんだからいいです)
一番最後の切腹のシーン、将吾が立ち上がってたので実は傷が浅そう。できれば生きてくれ~。
真吾座長のブログによると、戦争はさまざまなものを引き裂く、ということを観客に伝えたいそうです。ほんとそうよね。。。
荒城版として
これからも日本最後の内乱を切なく凛として
演じて参ります
早川さん(祐馬さん演じる)も劇中で、戦争が終わったばかりで内乱するとは、と嘆いていました。私には刺さる台詞でした
会場では、すすり泣きどころか嗚咽している人もいるほど。泣き所が多くてスッキリ涙活しました。
私は健二の親思いの心とその絶望に同情して泣き、将吾の母・弟・妹・国を想う気持ちとその責任を果たす行動に泣き、美穂の心情を想って泣き・・・・。
田原坂の芝居終了後、ちょい口上挨拶がありました。祐馬さんが「細川たかし」と言い誤り、ツボった話でした。わたし気が付かなかった~。
そのおかげで、口上挨拶に真吾座長が出てくれたので、将吾の衣装を写真撮れた。芝居は写真撮れないから、衣装を撮れると思い出せるから嬉しいのです。
さて、最後の第5部の芝居も楽しみ~