昨日、久しぶりに昔の友人と会った

言葉には出さねど「老けたなあ」とお互い思い合ったことだろう

外見はともかく話し始めるとブランクなんてなんのその

あの頃のままで、やはり中高時代の友達って良いなあ

 

彼女は役所を定年まで勤めあげ

その間、私は転職ばかり

「どうして会社を辞めたの?」と聞かれて

正直、なんでだったかなあ・・・という思い(笑)

 

長く出納係で当時の金融機関は終業時に会計が

一円でも合わないと居残りで原因追及…

そんな毎日に耐えられなかった

 

今から思えばなんと甘えたことか

あくまでもそれが自分の仕事であって

責任を果たすのが当然なのに

世間をなめた腰かけOLだった

 

証券会社時代で思い出すのは楽しかったことばかり

株式相場が沸いて深夜まで大騒ぎだったこと

大きな法人取引から帰ってくる営業担当を支店の皆で

待ち受けたこと

常連のお客様からのお見合い話

それから

大納会、大発会のあの神聖な空気

人間模様もほんとにいろいろあって涙や笑いや切なさ…

 

居残りをしていると「泣いてへんか~?」と見に来てくれた支店長

銀行へ一人で行くことを心配していつも同行してくれた次長

あんなよくしてもらったのに

世間知らずのはねっかえりは飛び出して

いまこんなところにいる

いったい何を探してどこへ向かっていたんだろう

 

定年退職後の友人は「これからが長いよね」

と言ったけど

 

うーん、長いのかなあ

NTMを抱えてこの先、どうなんだろうな

 

探し物はなんですか

…そんな歌謡曲あったよなあ…

 

父が私に残してくれたものがあります

父がいたら今の気持を聞いてもらいたい

なんとなく父の答えは分かるんだけども…

そして探し物のかたちもなんとなく分かるんだけども…

 

まだまだ糸の切れた凧なんで

父から宿題をもらったようで気づけば涙ぐんでいる

 

とりとめのないおもいに付き合ってくれた方

ありがとうございました