コードネームハ、一九三 -95ページ目

cherry

んむ

やっぱcherryんまい


煙草ね

お花の香りが広がる




消臭剤とかの匂いじゃなくて


もっと自然な

お花の香りです



古風な煙草ですな



じんべぇとか着ながら

平屋の庭先で

吸っちゃったりしたい



ハイライトとか

ラッキーとかに

浮気しながらも


結局は

ずーっと

この煙草吸うんだろうな

オレ



ふぁ~

いい香りだ

んまいわ



妄想して納得

みんな

戸川純大好きなのに

好きっていうと

周りから変な人に見られるから

知らないふりしてんだ



そうだ

そうに違いない



みんな

倖田來未が

可愛いのかどうなのかあやふやなのに

可愛いということになってるから

世間に合わせてるんだ



そうだ

そうに違いない



一般男子のみんなは

ミッチーこと

及川光博のライブに興味津々なのに

乙女な男子に見られそうだから

無関心なふりしてんだ



そうだ

そうに違いない



みんな

エンタの神様は

超クオリティーが低いというのに

気づかないふりして

無理して笑ってんだ



そうだ

そうに違いない



つーかもうみんな

普通にバラエティー番組に飽きてきてるんだ



そうだ

そうに違いない



みんな

オタクとかアキバとか

メイド喫茶とかエロゲーとか

すごく気になってしょうがないのに

世間の目を気にして

キモいとか言っちゃうんだ



そうだ

そうに違いない




みんな

みんな

いろんなこと

隠してるんだ



そうだ

そうに違いない




これが本能 雄という生き物

オレは本能を見たんだ


こないだ

電車のなかで



席はまちまちに空いてたんだ



オレの隣は二人分

そんでおっさんが座ってた


向かい側には

女の子二人

間に一人分空いてた



そこへ

コートにリュック

メガネに帽子

あからさまな男が乗ってきた



そいつは

オレらの配置を確かめた



二人分に目をやった

オレの隣だ



足を2 3歩

そして足を止めたんだ



そいつは気がついたんだ

ハーレムはどっちかを



後ろを向いた



一人分だ

女の子だ ハーレムだ



両手に花だ



ギュウギュウに

無理矢理に



そいつはハーレムへ

飛び込んだ



我慢を抑えられず



ニヤリと笑う



オレは本能を見た

これが雄という生き物だ



きっとその夜

温もりを思いだし

一人果てていたに違いない



これが人間だ



オレは本能を見た




それだけ